- '17.12.26 UPDATE
- こんにちは!
2017年、J.S.Foundationをご支援くださる一人ひとりの温かな善意に支えられ活動をしてまいりました。
感謝致しております。ありがとうございました。
今年も信頼できるNGO、NPO団体を通じて、世界中のどこかで皆さまの愛が形となり役立っております。
そのプロジェクトの中でも、特にUNHCRに協力した難民キャンプ内で産まれた赤ちゃんに、
「出生証明書」を発行するプロジェクトの情報に接した時は、自然と胸が詰まってしまいました。
この世界に生まれ出ても、その記録が無いため、存在自体が認められないということなのです。
J.S.Foundationは、その子ども達に「welcome to the world !!」、
大いに自分の人生を楽しんでもらいたいという願いを込めて、この支援を決めました。
2018年2月か3月に、このプロジェクトとロヒンギャ難民の現状チェックのため、
カメラマンの内藤さんとJ.S.Foundationのスタッフで
バングラデシュの難民キャンプに入るための許可を申請しています。
年が明けると2018年。J.S.Foundationは20年目を迎えます。
友人に「1人の100歩より100人の1歩が大切」と言われたことを覚えています。
こうして皆さまのご協力を得て、J.S.Foundationを運営させていただけることに感謝しております。
そして、皆さまの善意がこの20年間、困難な環境にある人たちの元に、
NGOやNPOのスタッフの方々の手を経て届けられてきました。
世界のどこかの村で、日本の人たちの優しさをこころに残してくれた子どもたちが居る筈です。
2018年も皆さまのご協力をお願いいたします。 - '17.11.16 UPDATE
- こんにちは。
UNHCRに託しました「グローバル・シェルター・キャンペーン」の上半期活動報告が届きましたので、
ご報告をさせていただきます。
皆さんの善意の心ひとつひとつが、
住む場所を追われ、雨や風から身を守る家も無い、難民の方々へシェルターとして届けられています。
いつも感謝しています。
そして、私たちの思いが現地に届くのも、一所懸命活動されている現場スタッフがいてこそです。
ありがとうございます。
- '17.11.16 UPDATE
- 11月12日にイラン・イラク国境を襲った大地震により多くの方々が被災されました。
いまだに多くの方々ががれきの下敷きになっているという報道もあります。
1日でも早く、1人でも多くの方々が救出されることを願って止みません。
救助活動の焦点は、生存者捜索から被災者支援に移りつつあります。
テント、食糧、水が必要となってきます。
J.S.Foundationは、ピースウインズ・ジャパンをはじめとしたNGOと連絡を取り、
各団体からの連絡を待って、現地の方々に必要な支援活動があり次第、支援を行いたいと考えています。 - '17.09.20 UPDATE
- ロヒンギャ問題について、ここでその善悪を問うことは出来ません。
現在、41万2000人を超えるロヒンギャ難民がバングラデシュに避難をされていて、
今も1日に2万人が避難を余儀なくされています。
そして、その大半が女性と子どもたちです。これが今起きている現実です。
UNHCRのバングラデシュの2か所のキャンプでは、過密状態になり支援も不足しているとのことです。
J.S.Foundationが支援をしている、アジアの出生登録の現場のひとつであるバングラデシュにも、
ロヒンギャ難民の子どもたちの多くが対象になっています。
今回、ロヒンギャ難民への緊急人道支援のため3,000,000円を国連UNHCR協会へ協力致しました。
食糧や生活用品などの支援物資やシェルターなどに使われます。
一刻も早く、そして一人でも多くの難民の方々が、安心して過ごせる状況になるよう、
ただただ祈るばかりです。
- '17.08.30 UPDATE
- こんにちは。
先日、スピッツさんからご支援いただきましたバスタオルをJ.S.Foundationも支援している、
ジャパンハートが運営するミャンマーの子ども養育施設ドリームトレインに寄付いたしました。
さっそく使用していただいていて、その様子が現地から届きましたのでご報告させていただきます。
- '17.08.24 UPDATE
- こんにちは。
7月28日付けで国連UNHCR協会へ、
「"Journey of a Songwriter" since 1976 国連UNHCR難民支援プロジェクト」チャリティーコンサートの支援金、
47,363,485円を託させていただきました。支援金47,363,485円のうち、
30,000,000円を「グローバル・シェルター・キャンペーン」に、
17,363,485円を「アジア地域での出生登録支援事業」に使っていただくようお願いいたしました。
途中経過などそれぞれのプロジェクトについて、進展があり次第こちらでご報告をさせてもらえたらと思います。
国連UNHCR協会からメッセージと感謝状が届きましたので、
ご紹介させていただきます。
- '17.07.21 UPDATE
- 皆さま、こんにちは。
毎日、うだるような暑さが続いていますが、いかがお過ごしでしょうか。
新聞やTV NEWSで国会議員たちが繰り広げる相変わらずのくだらない
「やれ誰が口利きしたか?」「私は言ってない」「私は知らない」の茶番劇。
事の真相への関心をズラすために、わざとやっているのでは?と思えてしまうのは私だけでしょうか?
閑話休題。
2009年からジャパンハートとスタートした「ミャンマー子ども医療支援プロジェクト」も、
今年で9年目を迎えました。このプロジェクトを通じ、今までに約5400名ものミャンマーの子どもたちが、
安心して医療を受けることができ、家族とともに笑顔でお家へ帰っていきました。
嬉しいかぎりです。その「ミャンマー子ども医療支援プロジェクト」の2016年度活動報告が、
ミャンマーで活動されているジャパンハートのスタッフから届きましたので、ご報告させていただきます。
志を持って現地で活動されている方たちに改めて感謝です。
「ミャンマー子ども医療支援プロジェクト」2017年度分として3,445,000円を支援することを決めました。
2015年度分繰越金417,059円、2016年度分繰越金1,493,477円がありますので、
1,534,464円を拠出させていただきました。
皆さまの変わらずのご理解ご支援に感謝いたします。 - '17.07.19 UPDATE
- ルンタプロジェクトの中原さんから「少女の人身売買被害者プロジェクト」の報告が届きましたので、
掲載させていただきます。
J.S.Foundationは、ルンタプロジェクトの「少女の人身売買被害者プロジェクト」の支援を、
最低3年は続ける約束をしています。昨年から始めたこのプロジェクト、今年はその2年目になります。
中原さんの頑張りのおかげで、少しずつではありますが、人身売買被害者である女性の救出が進んでいます。
支援金は2016年1月7日、8日に東京国際フォーラムに於いて開催された、
「ネパール被災地復興支援&海外人道支援プロジェクト」チャリティーコンサートの
支援金、49,256,056円から拠出させていただいております。 - '17.07.14 UPDATE
- 2017年4月18日(火)、19日(水)愛知・日本ガイシホールに於いて開催された
「"Journey of a Songwriter" since 1976 国連UNHCR難民支援プロジェクト」チャリティーコンサートの支援金、
47,363,485円がJ.S.Foundationに託されました。
浜田さんをはじめ、このコンサートに携わってくださったたくさんの方たちに、心から感謝申し上げます。
ありがとうございます。
J.S.Foundationが今やるべきこと。世界で今必要とされていること。
今年の初めからUNHCRのスタッフの方々と何回も何回もミーティングを重ねてきました。
1、グローバル・シェルター・キャンペーン
2、アジア地域での出生登録支援事業
この2つのプロジェクトに支援することに決定致しました。
今後はそれぞれのプロジェクトから随時報告が上がってまいります。
その都度ご報告出来ればと思います。
多くの、本当に多くの皆さまに支えられてJ.S.Foundationは20年目を迎えようとしています。
数々の戦争による被害や自然災害を目の当たりにしてきて、人間の持つ愚かさや弱さを感じることが多くありました。
ただ、それ以上に現地で多くの被災された方々に寄り添い活動されている人たちから、
人間の持つ強さ、正義、優しさを多く感じてきました。
一人ひとりに与えられている時間は限られていて、一人ひとりに出来ることも限られています。
だからこそ、一人ひとりがそれぞれ果たすべき役割を持ち、それが1本の光の糸のようにずっと昔から、
そしてずっと先の未来まで繋がっていくんだなと信じています。
そう思って自分にできることを。ただただ精一杯やっていくだけです。 - '17.07.13 UPDATE
- 九州北部の豪雨被害から1週間以上たった今でも、多くの被災者の方々が避難所に身を寄せています。
被害にあわれた皆さまに心よりお見舞いを申し上げます。
昨日、福岡県朝倉市の現場で支援活動されているピースウインズ・ジャパンのスタッフの方から連絡をいただきました。
緊急支援用としてピースウインズ・ジャパンに寄付させていただいたスピッツのTシャツを、
避難所の皆さまの着替え用衣服としてお渡ししてきていただけたこと、
また、被災地の現状と今後の支援活動の展開等についての連絡を受けました。
J.S.Foundationとして出来ることを連携して動いていきたいと思います。
そして、ピースウインズ・ジャパンに九州北部豪雨被害における被災者支援活動初動金として
500,000円の協力を致しました。 - '17.07.07 UPDATE
- 九州地方で発生した豪雨災害の被災者の方々に心よりお見舞い申し上げます。
自然の力の前に、どうにもならない現実に、ただただ悲しい思いでいっぱいです。
災害が起こるたび、TV画面を見続け心配することしか出来ない自分の無力さを痛感します。
一刻でも早く被災された方々に日常が戻られますことをお祈り申し上げます。
また被災地に入り、援助活動に励む関係団体の隊員の皆さまに感謝いたします。
4月18、19日に開催しました「“Journey of a Songwriter” since 1976 国連 UNHCR難民支援プロジェクト」
の支援金のご報告が遅くなっていて申し訳ございません。
支援先については、今年のはじめから何度も何度打合わせを重ね、またUNHCR本部とも掛け合い、
2つのプロジェクトに支援することに決定いたしました。金額などの詳細はまた改めてご報告させていただきます。
いずれのプロジェクトも本当に今必要なことであり、
特に出生登録支援事業については長年、代表の佐藤がアジア各地を見てきて、実現したいことの1つでしたので、
今回そのプロジェクトのお手伝いが出来ることになり、良かったと思っております。
皆さまのご理解をいただけたらと思います。
1、グローバル・シェルター・キャンペーン
UNHCRが世界各地で行っている援助活動に共通していることが1つあります。それは「シェルター」の必要性です。
避難先を求めて故郷を追われた人に身を守る屋根を提供し、厳しい気候やさらなる暴力から保護する必要性は、
何よりも優先すべきことです。
UNHCRのグローバル・キャンペーン「Nobody Left Outside」は、
避難先を必要とするすべての人に、安全かつ適切なシェルターを確保することを目指します。
ご支援は、タンザニア、レバノン、チャド、ギリシャ、ヨルダン、グアテマラ、メキシコ、イラク、ルワンダ、
ケニア、ニジェール、ウクライナの12か国で暮らす家族を含む、
シェルターを必要とする難民の命を守るために役立てられます。
【ご参考】家族用テント1張り約6万円
2、アジア地域での出生登録支援事業
出生登録が行われていない子どもは、必要な医療を受けることができず、
パスポートも持てず、国籍もなく、学齢期になっても、学校に通うことができません。
必要な保護を受けられず、児童労働や児童売買といった、虐待や搾取の対象となりやすくなります。
また、自己を証明する書類なしには、銀行口座も開けず、契約が生じる売買もできず、
仕事を得ることも、合法的に結婚することも、試験を受けることすらできません。
多くの場合、自国に「存在する」という権利すら与えられないのです。
UNHCRは、子どもたちの生涯にわたって重要な意味を持つ出生登録は、世界が取り組むべき最優先事項であると考え、
タイ、バングラデシュ、マレーシア、パキスタン、フィリピンで、難民や無国籍者など、
出生登録が行われていない子どもたちの現状を把握し、適切に登録されるように、移動式法律相談など啓発活動や、
政府と協働して出生登録の手続きを進める支援を行っています。
【ご参考】2017年予算:タイ2万1862ドル、パキスタン:57万6051ドル、バングラデシュ:1万8372ドル
また、6月28日に
「ロシナンテスが行うスーダン共和国ハルツーム州東ナイル地区ワッド・アブサーレ地域での巡回診療プロジェクト費用として」、特定非営利活動法人ロシナンテスに¥2,023,200振込させていただいております。
3年プロジェクトの最終年になります。 - '17.04.28 UPDATE
- 4月26、27日の2日間、マリンメッセ福岡にて募金活動をさせていただきました。
福岡で皆さまからお預かりしたご支援は65万4310円にもなりました。
いつもいつもありがとうございます。
2016年11月公演予定の振替、
そしてON THE ROAD 2016 “Journey of a Songwriter” since 1976の最終公演でもあるマリンメッセ。
会場にいらした方々の、えも言われぬ高揚感がJ.S.Foundationのスタッフにも伝わってきます。
今回、J.S.Foundationブースはロビーでの設置となり、通常よりオープン時間が短かったのですが、
たくさんの方に足を運んでいただきました。
The Hearts写真展に見入る方々、スタッフに激励の声をかけてくださる方、
帰りを急いでいるのに出口近くで方向転換し、
わざわざブースまで小走りに戻って募金をしてくださる方。
福岡をはじめ、日本中の皆さんの善意がJ.S.Foundation事務局の活動を支えてくださっています。
改めて心から感謝いたします。
またいつの日か、皆さまと直接お会いできることをスタッフ一同楽しみにしております。
- '17.04.21 UPDATE
- 初夏を思わせる陽気な天気のなか、日本ガイシホールにて
SHOGO HAMADA ON THE ROAD 2016 SPECIAL
“Journey of a Songwriter” since 1976
国連UNHCR難民支援プロジェクト サポートの為のチャリティーコンサートが開催されました。
今回はJ.S.Foundationのブースではなく、国連UNHCR協会のブースを出させていただきました。
多くの方々が訪れてくださり、写真を見ながらスタッフと色々なお話をされているのを見て、
こういう風にして一人でも多くのひとが、世界中のあちこちで困難な状況にある難民へ
少しでも意識が向いてもらえたらと思います。難民問題は遠い世界の問題ではなく、
福島をはじめ、私たち日本の問題でもあるのです。
今回の支援先については、UNHCRと何回も何回もミーティングを重ねています。
決まり次第、また改めてご報告をさせていただきます。
最後に国連UNHCR協会の中村さんから、コンサート後に届いたメッセージを添付させていただきます。
有難うございました。こちらは、よりパーソナルなメッセージを書かせていただきます。
昨夕、浜田省吾さん、佐藤佐江子さん、赤阪陽子さんが同じ場、同じ時にいて、
浜田さんが語ってくださるJustineさんの思い出話を聞き、深い感慨を覚えました。
一人ひとりに与えられた時間は限られていて、一人ひとりに出来ることも限られているからこそ、リレーのように、
一人ひとりがそれぞれの役割を担いながら連携していくことが大切なのだとの思いを、改めて深くいたしました。
長く紛争地域で活動し、今しばらく日本で休養している赤阪さんにとっても、
あの場での皆さまとの出会いが力になっているように感じました。
浜田さんや佐藤さんが表現してくださった言葉のひとつひとつが、
当協会事務局長をはじめ職員ひとり一人の心に響いていたことも強く感じています。
どうもありがとうございました! - '17.03.21 UPDATE
- 今日の東京は暖かな穏やかな日です。
目の前の大きな壺には、種類の異なる桜の幹が見事に花を咲かせています。
こんな雰囲気の桜を見たことがあるなと、記憶が蘇りました。
2012年3月、有楽町のルミネ前に飾られていた全国47都道府県から集められた桜の花、
プロジェクト名「桜を見上げよう。」
東日本大震災の被災者を元気づけようと企画されたものでした。
桜の花も美しかったのですが、
自ら全国を駆け巡って集め、開花時期が違う桜に日夜寝る暇も惜しんで関わり、
このプロジェクトを成功させた関係者の姿に本当のボランティアの姿を見たようで、
その行動力は勉強になりました。
今日は3月17日です。
「SHOGO HAMADA ON THE ROAD 2016 SPECIAL J.S.Foundation人道支援プロジェクト
サポートの為のチャリティーコンサート」の支援金。
17,960,518円がJ.S.Foundationに託されました。
広島でのコンサート会場でも、沢山の方に激励を受け、
J.S.Foundation代表の責務の重さを改めて実感いたしました。
皆さまの善意を無駄にすることなく、人道支援に使わせていただきます。
そして、困難な環境にある人たちに代わり、
浜田さんはじめこのコンサートにご協力してくださった関係者にお礼を申し上げます。
有難うございました。 - '17.02.28 UPDATE
- こんにちは。
HPの更新が滞っていてすみませんでした。
梅の花が咲き、菜の花が咲き、桜の花が咲こうとするこの季節ですが、
咲く花は毎年同じに見えても、
世界は想像以上に歪んで混沌とした重苦しい空気に覆われているような気が私には思えます。
最近のJS事務局にはNPO、NGOの関係者がお見えになります。
それぞれの方たちの人道支援活動への熱意に圧倒されたり、レクチャーされたりしているのですが、
自分なりに勉強しなければと考えています。
その中で特に日本の子どもの貧困問題は衝撃的でした。
6人に1人の割合で子どもたちの生活が窮しているのだそうです。
そんな環境の子どもたちに『タダゼミ』という高校生向けの
学習支援のプログラム活動をしているNPO法人「キッズドア」関係者の資料は、
俄かには信じられないほどの苦しいデータでした。
J.S.Foundationも「子ども食堂」や高校生を対象にした塾「寺子屋」などの現場に伺い、
現実を学びたいと考えています。
ルンタプロジェクト代表の中原さんが、
ネパールの人身売買被害者の救出プロジェクトの活動報告に立ち寄ってくれました。
このプロジェクトはとても困難な活動なのですが、
「Shakti Milan Samaj」という団体と協力体制を組み、
一歩一歩確実な成果を残していってくれると信じています。
カンボジアに昨年設立した「ジャパンハート医療センター」からの報告書が届きました。
順調に乳幼児の医療支援が進んでいて嬉しい限りです。佐藤 佐江子様
ご無沙汰しております。いかがお過ごしでしょうか?
日本はまだまだ冬真っ盛りでとても寒いことと思いますが、こちらは少し涼しい期間を抜けて、
徐々に1年で最も暑くなる4月に向けて日差しも強くなってきたように感じています。
ただ、体が南国に慣れてしまったのか、気持ちのよい日だねと妻と話していた昨日は34度もありました。
さて、こちらはたまにスタッフがお腹を壊したりしていますが、概ね元気に過ごしております。
だいぶ病院内でのスタッフの動線も定まり、業務に無駄な動きが無くなってきました。
昨年の秋頃からは若いカンボジア人医師も雇い入れ、彼らのトレーニングも並行して行っています。
開院してからこれまで延べ7000人以上の患者さんを受け入れて参りました。
今年に入ってから既に800人近い患者さんが受診されましたが、
その中には重症の妊娠高血圧腎症で子癇発作(痙攣)を起こし、
緊急帝王切開で母児を救命した患者さんがいたり、
悪性リンパ腫というリンパ節の癌で肺も潰れて危なかった1歳半の子どもの治療支援を始めたり、
5歳の腎臓がん(Wilms 腫瘍)を患った女の子を日本に連れて行く準備を始めたりと盛りだくさんで、
その他にもたくさんの重症患者さんがこの病院を頼ってくださるようになってきました。
昨日も分娩中に赤ちゃんが出てこられなくなってしまった患者さんに対して吸引分娩を行い、
赤ちゃんを元気なままで出産することができ、お母さんに会わせられたところです。
J.S. Foundation様をはじめとして多くの方に支えていただいているおかげで、
開院以来幸い目立った医療事故なども無く患者さん達に医療を提供できております。
ところで以前のジャパンハートの活動と違って、やっぱり生まれたての赤ちゃんが病棟にいるのは良いですね。
赤ちゃんがいるのといないので明らかに患者さんやスタッフの雰囲気や明るさが変わります。
ただその一方で、周産期を取り扱うことで子宮内で赤ちゃんが死んでしまっている患者さんの相談も受けるので
そういう時の処置を幸せそうなお母さんもいる病院で行わなければいけないのが少しジレンマでしょうか。
いくつか写真を添付させていただきますのでよろしければご覧ください。
年度末にはカンボジアチームとして作成した正式な報告書を
長谷川か古郡が持参して改めて伺わせていただく予定です。
石田 健太郎 医師
Kentaro Ishida MD, DTM&H, FJSOG
NPO Japan Heart, Staff Physician