- '12.12.19 UPDATE
- こんにちは!
もうすぐクリスマスにお正月。
家庭を預かる者にとっては目が廻るような忙しい日が続きますが、みなさまにはお元気でお過ごしですか。
J.S.Foundationは12月15、16日に宮城県気仙沼市の幼稚園5園
(葦の芽幼稚園、葦の芽星谷幼稚園、唐桑幼稚園、津谷幼稚園、馬籠幼稚園)に行ってきました。
4月から小学校へ入学する年長組のこどもたち150人にランドセルをプレゼントするためです。
以前から協力体制にあるNPOジャパンハートの「被災者のこころのケアや医療活動」に連動したプロジェクトです。
気仙沼市では震災により経済基盤を失うか、それに近い状況にある方々が多いために、
新しいランドセルを我が子に買ってあげられない家庭が多くあるというリサーチでの支援活動でした。
こどもたちみんな本当に喜んでくれ、お礼の言葉のなかに
「私たちはみなさんの優しいこころを忘れずに小学校に行ったら一生懸命勉強します。ありがとうございました」
こんな言葉に胸が熱くなりました。
困難な環境に負けない様に「あなたたちのそばには日本中の人が寄り添っているからね…」
これがJ.S.Foundationからの気持ちでした。
その後、同じ気仙沼市鹿折地区に設置した11本の太陽光街路灯の贈呈式に出席しました。
この日は朝から生憎の雨模様でしたが、設置箇所に案内してくれた気仙沼市の土木課の人の言葉がこころに残りました。
「J.S.Foundationが設置してくれた太陽光街路灯は、停電になっても輝き続け、住民には希望の灯になります。
仮設の人たちはこの街灯を目印に帰宅して欲しい」
学校の校庭に所狭しと立ち並ぶ仮設住宅の人たちの足元やこころを、この街路灯がほんわり照らして欲しいと願っています。
太陽光街路灯の設置希望があるのなら、今後も気仙沼市やそのほかの地区も含めて協力を得て進めたい。
私たちが設置した街灯はなかなかの優れもので、非常にコンパクトで設置場所が移動できます。
気仙沼は今も尚、地盤沈下がひどいのですが、かさ上げの工事が済んだ場所にも移動設置がし易い様に考えられています。
2012年も終わりに近づいています。
3.11後のはじめての選挙がおこなわれました。
俗にいわれる死票が40%に昇った。
この国はどこへむかうのだろう?
2013年はよい年でありますよう!!
- '12.11.09 UPDATE
- こんにちは。
11月に入ると流石に気温が下がって来ています。
風邪など引かぬように気をつけてくださいね。
事務所の傍の広場では、もうイルミネーションが鮮やかにひかり輝き、クリスマス商戦がスタート。
そんな恒例の風景が最近の私にはどうもピンとこなくなっています。
世の中の流れが速すぎないか?とあたふた時間に追われているような心の錯覚に陥ることが度々あります。
でも去年、岩手県大船渡市の被災地で見たクリスマスツリーは美しかった。灯りは希望に繋がるのかも。
J.S.Foundationの活動報告です。
皆さまから託された募金の支援先の報告が遅れてしまいすみませんでした。
3月3日に福島県相馬市にある、みなと保育園、相馬保育園、梁川保育園に、
飲料水(2L(1本100円)×3000本=300,000円)を寄付しました。
この飲料水の支援は2011年9月に引き続き2回目です。
いずれの保育園も水源が飯館村に近く、
放射線による影響の心配が高い場所で園長先生の強い要望によるものでした。
8月31日に宮城県石巻市立渡波小学校の児童校外学習の費用を支援しました。
1,267,700円になります。
もちろん、この学校だけではないのですが、学区全域が被災し、
保護者の多くが水産関係の仕事に従事していた方が多く、
校外学習の費用が負担できない家庭がかなりあり、負担できない家庭の子どもは参加できない。
こんな話が私の元に届けられ、支援を決めました。
この1,267,700円は全校児童の遠足のバス代、
スケート教室の入場料やバス代など2012年度の校外学習にあてられます。
生徒のプライバシーの問題でホームページでご紹介できないのですが、
毎月「渡波小学校便り」が事務局に届き、こどもたちの楽しそうな様子が届きます。
この渡波小学校の木村明子先生とは、「移動図書館」を被災地で運営したいと思っても
東北地方にはそれまで縁もゆかりもない私にはどうすればいいのかさえも解らずにいた時に、
いろいろ相談に乗って頂いていました。
また、8月31日に長野県栄村に震災義援金として500,000円を寄付いたしました。
この長野県栄村は地震による被害が酷かった場所です。
こどもたちの支援に使ってもらうつもりです。
震災当時から栄村に支援活動に入っていた知人から栄村の現状を伺い、義援金に使わせていただきました。
東日本の被災地への支援の形は数えきれない程あります。
J.S.Foundationはその中でも、人との縁を大切に活動してきました。
今回も震災以降、「絵本プロジェクト」を通し沢山の方に会い、その中で協力先を決めてきました。
そしてなによりも「協力を約束したのなら確実に約束を守る」それを最優先に考えてきました。
支援先の賛否が皆さまのなかにあるのは充分承知していますがご理解いただけるなら嬉しいです。
事務局には絵本プロジェクトで絵本を届けた保育園や幼稚園からお手紙が届きます。
今回は、先日訪れたいわき市にあるかべや保育園さんからのお手紙をご紹介します。
- '12.10.15 UPDATE
- こんにちは!
お元気ですか?
2012年6月2日、3日さいたまスーパーアリーナで開催された
「東日本大震災被災地復興支援コンサート」の支援金122,034,583円が
Road & SkyよりJ.S.Foundationに寄せられました。
昨年4月25日に神戸ワールド記念ホールで開催された支援金21,244,279円を合わせると、
143,278,862円にもなります。
この大きな大きな金額は、支援コンサートに関わってくださった
すべての皆さまの被災地を思いやるまごころが詰まっていることをよくよく知っています。
J.S.Foundationとしては、浜田さんはじめRoad & Skyとどんな支援が良いのか、
相談しながら被災地と連絡を取り合い、確実な形にします。
支援の形は数えきれなくありますが、J.S.Foundationは設立以来
その国の未来を託すこども達の支援を最優先してきていますので今回もその方向になると考えています。
震災以降の募金活動では嬉しくなることが多くありました。
コンサート会場でこども達が募金箱に興味を示し、親に促されて募金してくれる。
想い出がある絵本を手渡してくれる。被災地のこども達を案じる手紙を届けてくれたこども達。
その行為は私たちに未来を想像させてくれるのです。
自分以外の人への思いやりを親がこどもに伝える。そのこどもが親になり伝えて行く。
そんな風に人は永い間暮らしてきたのだろう、と実感し身を正さなければ、と思うことが度々ありました。
また改めて浜田さんに感謝します。
浜田さんからのサポートがなかったらJ.S事務局はこれまで活動は出来なかったと思います。 - '12.10.12 UPDATE
- 10月4日「絵本プロジェクト」は福島県いわき市に行ってきました。
今回も本当に喜んで頂き、こども達が自分のお気に入りの絵本を探し出し、ニコニコ顔。
この笑顔が仙台から車で約2時間半かかる道のりも気にならなくさせてくれる。
昨年の4月16日の静岡エコパアリーナでの絵本の呼びかけからスタートした「絵本プロジェクト」が
10月4日をもってお預かりした絵本がなくなりましたのでひとまずお休みいたします。
有り難うございました。
皆さまからJ.S.Foundationに寄せられた絵本は約8000冊にもなりました。
そして私たちが絵本を届けるため訪れた保育所、幼稚園、仮設住宅、
仮設病院は、北は岩手県宮古市から南は福島県いわき市までの168カ所になりました。
1年半の被災地訪問はなかなか苦労が多く、思う様にいかないことも多々ありましたが、
何とか皆さまとの約束が果たせてホッとしております。
今、私が思うのは、9月に伺った福島県広野町の保育所と幼稚園のことです。
震災前は80人ぐらいの園児が元気な声を出して遊んでいた風景が突如一変。今は3名でした。
これからこの国はどうなるのだろう?と辛い気持ちになる時もありますが、
「絵本プロジェクト」を通じて人の優しさやこども達の逞しさを肌に感じ、希望が持てました。
本当に感謝いたします。これからも自分達でできる範囲で被災地の役に立てたなら幸せです。
- '12.09.24 UPDATE
- こんにちは。
大学生ボランティアとして絵本プロジェクトに参加している高橋と千葉です。
今回は井内保育園、稲井幼稚園、松島町立第一幼稚園、松島町立第二幼稚園、第二柏幼稚園、
清水沢保育所、高城保育所、利府葉山保育園に伺いました。
今回も前回と同様、幼稚園保育園の職員の方達は私達を温かく迎えて頂き、
私達が絵本を持って行くとみんな興味津々で箱に集まってくれて、
自分の好きな絵本を見つけては笑顔を見せてくれました。
そして前回は震災による被害の大きさを痛感しましたが、
今回は東北の素晴らしさを知る事ができました。
なかでも松島はとても美しい所でした。
遊覧船に乗りましたが美しい海に浮かぶ島々はとても風情がありました。
ご飯もとても美味しくてぜひ皆さんにも足を運んで頂きたいです。
今回の活動で私達の絵本プロジェクトのお手伝いは終了しますが、
このプロジェクトに参加できて本当に良かったです。
皆さんからの様々な想いがこもった絵本を届ける事で東北の素晴らしさ、人の優しさを知る事が出来ました。
これからも絵本プロジェクトだけでなく様々な形で東北を訪れたいと思います。
- '12.09.12 UPDATE
- こんにちは。
今回、大学生ボランティアとして絵本プロジェクトに参加させて頂いた高橋と千葉です。
私たちは9月5、6日に東北に向かい、皆さんの絵本を届けさせて頂いた先は、
南三陸と石巻の伊里前保育所、南三陸町役場歌津総合支所名足保育園、ひばり幼稚園、
石巻市役所井内保育所、石巻市立住吉幼稚園、石巻市立湊幼稚園、石巻市立河北幼稚園の7か所です。
震災から1年半が過ぎましたが、まだまだ復興できていない地域もあるのが現状でした。
沢山の保育園を回ってきましたが、流されてなくなってしまっていた保育園も多く、
保育園を見つけられない度に胸を痛めました。
そんな中、絵本の受け入れを快く承諾して下さった保育園の園児たちと触れ合ってみると、
本当に可愛くて良い子達で、先生方も暖かく私達を受け入れてくださり、
ボランティアとして訪れた私たちが逆に元気を貰ってしまいました。
私達は今、大学の授業で絵本のことや脱原発のための再生可能エネルギーなどのことを学んでいますが、
いくら知識を増やしても、やはり、実際に東北へ足を運んでみないとわからない事、
知れない事が沢山あるという事を改めて痛感しました。
また、訪れた先々では園長先生方とお話させて頂きましたが、
今回受け入れて貰う絵本が、被災地の子供達の成長にとって、
とても大切な役割を果たすことも改めて知ることができました。
皆さんの絵本を届けるというこのプロジェクトによって沢山の出会いがあり、
被災地の方の思いを知ることもでき、私達は今回東北に行く事ができて本当に良かったと思っています。
この2日間では残念ながら回りきれなかった保育園が何箇所かありましたので、
次回はそこに、皆さんの大切な想いの詰まった絵本を届けるお手伝いをさせて頂きたいと考えています。
- '12.09.10 UPDATE
- 9月6日、私たちは1年半ぶりに再開された福島県の広野町保育所と広野幼稚園へ絵本を届けに行ってきました。
ここ広野町では、保育所と幼稚園のほかにも、小学校、中学校も除染等の対策がやっと終わり、
8月27日から1年半ぶりに授業を再開しています。
再開前はそれぞれ70名の子どもがいた保育所と幼稚園も、
現在はまだそれぞれ3名と4名しか子どもたちが戻ってきていないとのことです。
様々な事情があるとはいえ、3名4名しか子どものいない保育所、幼稚園を目の当たりにすると、
被災地の大変な現状、そしてまだまだ先の見えない復興状況を改めて痛感しました。
絵本を届けた後は、広野町役場を訪れ、もうひとつの目的である町の教育委員会の方と
「何か子どもたちのために支援出来ることはないか」と打ち合わせをしてきました。
- '12.07.18 UPDATE
- こんにちは。
皆さまの住む町は如何ですか?連日、豪雨で被害にあった町のNEWSが流れます。
12日の九州地方は「経験ないような大雨」との気象庁予報。
それがどんなに凄い雨の降りかたなのか想像できませんが、被害が最小であればと願います。
私の事務所の庭はすっかり夏模様でひまわりも見事に咲いています。
私たちは今、J.S.Foundationが出来る事を探しに何度か被災地に足を運んでいます。
1:気仙沼市の鹿折地区にある復幸マルシェ(http://www.shishiori-marche.jp/)の代表理事と話し合い、
街灯の数が圧倒的に不足しているこの地区を中心に、ソーラー街路灯の設置の支援が出来ればと考えています。
鹿折中学校周辺と浦島小学校周辺、大島地区と松岩地区への設置を気仙沼市と交渉してもらっています。
予算は11本の設置で320万円前後になるかもしれません。
鹿折中学校も浦島小学校も災害避難場所に指定されているのですが、
街灯が少なく防犯の面でも不安を抱えているとのことでした。
現在はそれぞれの校庭に仮設住宅がたくさん建っていました。
外から見てもご不自由な生活環境が想像でき、せめてソーラーの街路灯で明るい夜道になればと考えております。
復幸マルシェには約20のお店が入っていました。 周辺はまだまだ復興にはほど遠い状況です。
ここ復幸マルシェを中心に元気になってくれればと
代表理事がおしゃっていました。
代表理事の塩田さんと
事務局の佐々木さんと打ち合わせ。韓国のNPO団体から寄付されたソーラー街路灯。
鹿折中学校の校庭に設置されている仮設住宅。 浦島小学校の校庭にも多くの仮設住宅が設置されていました。
2:南相馬市から市立の保育園を一カ所提供していただき、
その保育園の屋根にソーラーパネルを設置し、自然エネルギーだけで保育園を運営したいと考えております。
そして、子どもたちに自然エネルギーの可能性を肌で感じる教育をしてもらう。
そんな想いを南相馬市に伝えたところ「鹿島保育園はどうでしょうか?」と連絡をいただき行ってきました。
南相馬市が力を入れて建設しただけあり、檜の香りがする素敵な保育園でした。
しかし、このプロジェクトはかなりの金額がかかるので困難かもしれませんが、
出来る限り色々な方法を模索していきたいと思っています。
- '12.06.27 UPDATE
- こんにちは!
台風の影響でここ東京も雨、風が激しい日があります。
みなさんの街はいかがですか?
被害を受けられた皆さまにお見舞い申し上げます。
日本列島は今さまざまな事情を抱え、悲鳴をあげているように思います。
あの日からまだ1年と3か月しか経っていないのに政治家は何を考え、
国民にどんな責任を果たそうとしているのだろう。野田総理の記者会見に複雑な思いがよぎる。
「国民の為に原発再稼働を決めた。なにかがあれば総理である私が責任をとります」と続けていた。
福島の現状をみれば、その時期に偶然政権にいる僅かな人たちで責任をとれると本当に考えているのだろうか。
世界の人に顔向けができないではないかと思う。
今すぐにというのは難しいのだろうけど、
いつの日か原子力発電以外でエネルギーが回る国になれるようなロードマップを示して欲しいと願っています。
さいたまスーパーアリーナで皆さまにご協力いただいた絵本を、
仙台のベースキャンプに6月12日に運び込みました。私は約2か月ぶりです。
この農家の再生は順調に進んでおり、
「東日本復興支援金」のプレートが掛かったビニールハウスが4つも増えていました。
トマト、キュウリ、レタス、さやいんげんなどが元気に育っていて、
遠藤農園のお父さんに聞くと「野菜の出荷が今はできるようになり、有り難いことです」と
感謝の言葉を口にされていました。
振り返ると1年前の遠藤農園は地震と津波により何もかも破壊され、汚泥の中に埋もれていました。
たくさんのボランティアさんの被災地に想いを寄せる強いエネルギーが集まり、この日を迎えられたのだと思います。
そして、その土地の生命力がこんなにも逞しいことも知った1年でした。
その後南相馬市に向かう。
昨年の4月25日神戸ワールド記念ホールで開催された東日本大震災被災地復興支援コンサートの支援金を、
南相馬市の子どもたちが通う保育園、幼稚園などの除染費用として使って欲しいとお渡ししていたので、
その成果をうかがう為でした。
話を要約すると、南相馬市は除染作業を昨年の8月頃から進めていましたが
なかなか思うように進んでいない状況らしいです。
理由としては、掘り起こし除去された土壌を、取り敢えず仮置き場に置いてあるのですが、
その仮置き場が圧倒的に不足しているそうです。
そして中間貯蔵施設の青写真も国から提示されないままの状況です。
話を伺えばうかがうほど、お先は真っ暗。
J.S.Foundationからの約2100万円のつかいみちは、保育園、幼稚園などの屋根や壁の除染、
そして遊具の入れ替えなどにつかってもらいました。
国からでる除染費用はどうも土壌以外はつかえないらしいのです。
その後、4月16日に区域指定解除された小高地区に足をのばす。
これまで検問所があったドライブイン付近を過ぎてしばらく走るとそこは別世界。
昨年の3月11日から時間が止まったままの街並み。崩れた家屋や津波に流された車や沢山の家々。
海岸線は見る限りすべてが流されていた。
地震、津波、放射能、自宅に戻れない人たちの心情を思うと申し訳なさでいっぱいになる。
でも、南相馬市に東芝が国内最大規模のメガソーラーを2014年をめどに建設するという。
嬉しいニュースだ。
これで雇用も増えるし、脱原発の足がかりになれば。
皆さまからお預かりしている募金のつかいみちは、いろいろな団体や自治体からの情報を集めて、
J.S.Foundationの関係者とじっくり相談して決めたいと考えています。
もうすこし時間をください。
- '12.06.06 UPDATE
- こんにちは。
6月2、3日、さいたまスーパーアリーナで開催された「東日本大震災・被災地復興支援コンサート」、
J.S.Foundationのブースにもたくさんの方たちが訪れてくださいました。
直前のお願いにもかかわらず、皆さまからお預かりしました絵本は約1200冊にもなりました。
また、現金募金は2,194,471円+31USドル+280オーストラリアドル+10ユーロにもなっておりました。
本当にありがとうございます。
J.S.Foundationは設立から14年が経ちました。
14年という歳月が長いのか、短いのか分かりませんが、とにかく皆さまからの温かい善意が、
NPO、NGO団体の現地スタッフにより世界中の困難な環境にある人たちの役に立ち、生きたお金になってきました。
お金は使い道により活き活きします。
皆さまのご寄付がどういう形で支援を求めている人たちに届けられているか、
是非肌で感じて欲しいという思いから今回4団体のご紹介をさせていただきました。
また各団体のスタッフの方たちからも、J.S.Foundationから寄せられる寄付は
こんなにたくさんの人たちの善意が集約されたものだと認識を新たにされていました。
たとえ10円でも「あのお金の使い方は納得できない」と私とやりあった人たちなので、
今後も含め信頼関係は継続していくと思います。
2011年4月16日からスタートした浜田さんのコンサート。
いろいろと勉強になったとともに、浜田さんの存在の凄さが少しだけ分かった気がしました。
そこにいるだけでたくさんの人を幸せにし、元気にさせてしまう。
そんな浜田さんの優しさがバックボーンにあるJ.S.Foundationは頑張っているのか?
出来ることを継続して活動していく、というのが支援してくださる皆様への恩返しだと思います。
皆さま、本当にありがとうございました。
- '12.05.25 UPDATE
- 東日本大震災から一年余が過ぎました。
私たちはこの一年から何を感じ、何を学んだろう。
J.S.Foundationは皆様のご協力を得、被災地の子ども達に絵本を届けてきました。
その数は約5000冊、訪れた保育園、幼稚園、仮設住宅は約140か所。
南は福島県のいわき市から北は岩手県の宮古市までなんとか絵本を届ける事ができました。
どこの場所でも私たちが伺うと、とても喜んでくださり、この絵本プロジェクトの意味を体感することが出来ました。
これからも引き続き、子ども達の手元に絵本を届けたいのですが、もう絵本がほとんどありません。
そこで6月2、3日にさいたまスーパーアリーナで開催される浜田さんの「東日本大震災・被災地復興支援コンサート」の会場で、
絵本のご協力をお願いしたいと考えました。
皆様のご厚意に対して要望をお願いするのは如何なものかと思いましたが、
昨年10月にさいたまスーパーアリーナで絵本を集めさせていただいたときと同じように、
こちらからの要望をお願いさせていただければと思っております。どうかご理解とご協力をお願い致します。
今回さいたまスーパーアリーナに絵本を持って来て下さる皆様に対し、下記の様な絵本の希望をお願いさせてください。
1、ご自宅に眠っている絵本
2、汚れ、落書き、落丁がない綺麗な絵本
3、文字が極力少ない絵だけの絵本
4、恐竜、乗り物、動植物などの図鑑
5、テレビや映画などでやっているアニメや戦隊ものの絵本
また、これまでJ.S.Foundationと協力し、さまざまな国や被災地で困難な状況にある人たちに
医療支援や生活支援を実行しているNPO団体の活動を皆様にご紹介したいと考え、ブースを作っていただきました。
是非、是非ブースに立ち寄って頂けると嬉しいです。
参加団体は、「ロシナンテス」、「ピースウィンズ・ジャパン」、「国連UNHCR協会」、「ジャパンハート」です。
いずれの団体もJ.S.Foundationと深い関わりを持つ団体です。
J.S.Foundationにご寄付をくださる皆様の善意がどのように役立っているかを是非、直接質問してみてください。 - '12.05.23 UPDATE
- こんにちは。
5/19、20の2日間、宮城・セキスイハイムスーパーアリーナでの募金に
ご協力くださった皆様、本当にありがとうございました。
皆様から寄せられたご厚意は646,448円と20USドル+500CFPフランにもなりました。
今回もたくさんの方々がブースに足を運んでくださり、色々お声を掛けていただきました。
なかでも絵本プロジェクトで訪れた保育園にお子さんが通っているというお母さんからは、
絵本のお礼の言葉をいただきとても嬉しかったです。
また2月に絵本をお届けした「釜石市中妻子供の家保育園」の保育士さんからは、
園児たちからのパネルをいただきました。
前日18日は、絵本プロジェクトで田家さんとともに女川と石巻を訪ねてきました。
女川町立第一保育所、女川町立第四保育所、石巻市井内保育所の3保育所に絵本を届けてきました。
特に女川の2保育所は震災直後に一度訪れたときには、まだまだ絵本を受け入れる余裕がなく、
お渡しすることが出来なかったので今回届けることができて良かったです。
- '12.05.11 UPDATE
- こんにちは!
今年の連休は沢山の方が東北に向かったとのNEWSに嬉しくなりました。
どんな形であれ、みんなで東北を盛り上げて欲しいと願っています。
今日はご報告です。
昨年4/11の活動報告に書きました3/11以降のJ.S.Foundationへの支援金は、
「すべて東日本大震災被災地復興に使わせていただきます」と明記しましたが、
2012年の6/4以降の支援金からは、通常の支援金として使わせていただきたいと考えています。
理由としては、震災当時の緊急支援のあり方と、
現在求められている支援の形が大きく変わってきているように思えるからです。
今は年単位の時間が必要となる長期的な支援が大きく求められているため、
J.S.Foundationは時間を掛けて、出来る限り、
本当に必要とされる案件に皆さまからお預かりしている善意を役立ててもらうつもりです。
そして、同時に今まで支援してきた海外のこども達もおります。
長い年月を掛け、皆さまの善意がアジアのどこかの国のこども達のいのちを救い、
そしてこども達の教育に役立ってきました。
見ず知らずの自分のために見ず知らずの多くの日本人が手を差し伸ばしてくれたことをいつの日か想い出し、
他者にその優しさを繋なげてくれたら……
こんなに幸せなことはないと思えます。
皆さまのご支援感謝いたしております。
ありがとうございます。
私ごとで恐縮ですがちょっとしたアクシデントで身体が動かず、
息子が早く元気になれという思いを込め、
村上春樹のカタルーニャ国際賞の受賞スピーチの差し入れをしてくれました。
読みながら胸が熱くなる。 - '12.04.16 UPDATE
- こんにちは。私の住む東京は春満開!
晴れると日差しは少し汗ばむくらいに感じます。
先月の話ですが、私は一足先に有楽町に桜を見にいってきました。
「桜を見上げよう。」というプロジェクト。
桜の花で日本をひとつに、の願いを込め47都道府県から集められた200本の桜の枝が束ねられていました。
8メートルを越す枝のひとつひとつに出身地のタグが付けられ、
被災地の陸前高田、気仙沼、石巻、南三陸などのタグが目につく。
昨年5月頃から「絵本プロジェクト」で訪れた街の名前を見つける度に
「あの人たちは今どうしているのかなー」と思った。
そして、このプロジェクトに携わった方達の熱意や意気込みに頭がさがる。
開花時期もばらばらの桜の管理に費やす時間や労力。
誰かの為に尽くす時間や労力ほど大切なものはないと改めて認識。
3月22日と26日に福島県のいわき市に行ってきました。
いわき市は警戒区域から避難してきたご家族が多く、保育園児が増えているということで
今回は鹿島保育所、さくらんぼ保育園、永崎保育所、古湊保育所、本町保育所、愛宕保育園、
渚保育所、下川保育所、泉保育所、玉露保育所、渡辺保育所の11カ所を訪れました。
どこの保育園でもそうですが、子どもたちは元気一杯!とっても絵本のプレゼントを喜んでくれました。
いわき市は予想よりも保育園の数がかなり多く、次もいわき市を含めたこのエリアを訪れようと思っています。 - '12.03.21 UPDATE
- 3月11日から東北に行ってきました。
今回は岩手県宮古市にある保育園、幼稚園に皆さまからお預かりした絵本を届けるためです。
早朝から絵本の整理をしていたのですが、300冊欲しいという保育園があったりでこの日は全体数900冊の整理。
ベースキャンプの納屋の2階で絵本を保管しているため、狭い階段を何往復したのか?さすがに腰がアイタタタ状態。
仙台の荒浜地区では立正大学の僧侶が津波で命を失った方々を悼み、海岸線をひたすら歩き読経をささげておりました。
私も黙祷をしたのですが自然に胸の奥から熱い感情がこみあげてきました。
悲しい話をうかがうたびに「明日を明日を積み重ねていってください」と言います。
明日が積み重なればその先は未来しかないからです。
12日は雪がひどく通行止めにならないことを願いつつ、宮古市に向けて車を走らす。
途中で白鳥が雪の中、隊列を組んで空をゆく光景を目にする。
運転する佐藤君に「これって私たちへのご褒美だね」と言いながら嬉しくなりしばらく雪景色を楽しむ。
今回は私の目にとまった張り紙を写してみました。
この日は小山田保育所、佐原保育所、磯鶏保育所、常安寺保育園、宮古保育園、いずみ保育園、いずみ幼稚園
の7か所に絵本を届けることができました。
保育園では熱いコーヒーをいただきながら、園長先生といろいろ話をさせていただいた。
最後に「田老地区の保育園にも是非行って欲しい」とお願いされたので行かなければと考えています。
13日から15日まで有森裕子さんが率いるNPO「ハート・オブ・ゴールド」が東松島、
石巻にスタディツアーで来るというので合流させてもらう。
この団体の事務局長は私の師匠でもあり、
1992年から3年半に及んだボスニア・ヘルツェゴビナ内戦の時期にお目にかかり、
以後いろいろ相談にのっていただいていました。
皆さん憶えていらっしゃいますか?サラエボの悲惨な時期を。
有森さんの団体は日本警察消防スポーツ連盟と協力し震災後すぐに現地で活動され、
J.S.Foundationも飲料水や物資搬送にお世話になりました。
このスタディツアーに参加して、この方たちにお世話になったのだと改めて感謝。
なんたってレスキュー隊のメンバー、頼もしいかぎりでした。
東松島市立野蒜小学校は津波で流されて今は仮設。
校庭で有森さんがこども達と「ドロケイ」やいろいろな遊びを歓声あげながら楽しむ。
寒い中、半袖短パン。みんな元気に駆け回り身体から湯気がたっていた。
J.S.Foundationもこの学校に台車の支援をしており、
校長先生から「校舎の引越しや給食を運ぶのに本当に役立っています」と感謝されました。
14日は石巻消防本部に伺い、署長に震災当時の状況や救助活動の困難さの話を聞きました。
地震、津波、火災の複合災害時の救助活動の難しさを語り、部下のなかにも亡くなられた方が数多くいて、
また隊員の家も津波に流され避難所に家族が避難している状況。
あるレスキュー隊員は10日目に避難所で家族に会えたと話してくれました。
その後、在校生108名のうち70名が死亡、4名が行方不明となった大川小学校に献花に向かう。
辺り一面すべて津波で流され、なにもない場所に大川小学校の無惨な姿があった。見ると学校の後ろは山である。
一瞬の判断、難しいのだろう。しかし人命を預かる職務に携わる人の判断が間違うと取り返しのつかないことになる。
その後、蛇田小学校でバンクーバーのガーデナーズ協会の人たちと桜の木の苗木植樹と花壇の作成。
この1年、人命救助に携わる人たちは自分の本分を精一杯やっていたのだと頭がさがる。
まだまだ行方不明者を探し、地域の復興に力を尽くし・・・。
この若者たちが日本の未来を支えてくれれば希望がある国になる確信がもてる。
最後はNPO「ジャパンハート」の石巻診療所に行く。
仮設とはいえ正面いっぱいにボランティアの人たちが描いた可愛い絵にこころがなごむ。
この診療所は緊急支援後もこの地に留まり、土曜日曜の地域の診療所がお休みの時に病人の診療をしている。
偶然なのか、この日あちらこちらを案内してくれたレスキュー隊員がジャパンハートの看護士さんにお礼をいっている。
聞くとお嬢さんが日曜に発熱し、この診療所に診てもらえ助かったとの事。
みんな繋がっている。
- '12.03.05 UPDATE
- 3月に入り東京は雪が降ったり、雨が降ったり、暖かい日があったり、寒い日があったり。
多分春が目の前まで来ているのだろう。
今日はのんびり事務所で過ごしながら、浜田さんの会報をじっくり読む。
会報を読みながらJ.S.Foundationの絵本プロジェクトで訪れた東北のレポートに興味深々。
理由はシンプルで私たちは時間にいつも制約があり、ひたすら目的地に車を走らせる感じで活動しているからです。
車から見える山や風景や川などに思いつきで、「あれは何々であの町は何とかじゃない?」などと会話していて、
ある時に「これが北上川だね」と私が言うと、岩熊さんが「これは絶対北上川じゃないよ」とダメだし。
とにかく石川啄木も宮沢賢治も遠野物語の河童もあっという間にに彼方にいってしまう。
宮沢賢治記念館に行きたかったなー。平泉中尊寺に行きたかったなー。ウニ食べたかったなー。温泉に入りたかったなー。
高校の時、宮澤賢治の「永訣の朝」を学び「こんな人間には誰もなれないだろう」と思いながら読んだ「雨ニモマケズ」。
「銀河鉄道の夜」の中に出てくる自分の身を真っ赤に燃やして輝き続けるさそりは強烈に印象に残っている。
考えると東北地方は賢人が多いのかも知れない。
そして今、高村光太郎の「道程」は被災地のこどもたちに是非読んで欲しいと思っています。
しかし、この大切な勉強の場を数えきれない程のこどもたちが失ってしまった。
1日も早くなんとかならないのだろうか?
教育の場に携わる方たちの苦労が忍ばれる。
3月11日、被災地は祈りの日を迎えます。
私たちはこれから何ができるのかを考えたいと思います。
J.S.Foundationは5日に宮古にリサーチに行ってきます。 - '12.02.06 UPDATE
- 寒い日が続いていますが皆さまが住む町はいかがですか?
日本海側の豪雪。その地域にお住まいの方はご苦労なさっているだろうと案じております。
J.S.Foundationの「移動図書館」チームは1月26日と30日に岩手県の釜石市に行ってきました。
釜石市は仙台のベースキャンプから車で3時間半ぐらいかかります。
釜石までの道は辺り一面雪に覆われていて風も強く、
この地方の季節の厳しさを体感しました。温度計はー6度を表示。
でも釜石までの道路の行き先表示を読むたびに、
「ここを左にいくと平泉だ。冬の平泉も綺麗だろうね」
「あっ渋民だ。石川啄木だね。たわむれに母を背負いて・・・
親孝行しようと思った時には親がいないじゃあ遅いからね」と隣にいる息子をチラ見。
「ここは水沢じゃん、小沢一郎さんの選挙区だね」などと過ぎ行く風景を眺める。
そんなこんなの中、やっと釜石に到着。
訪れた保育園は、釜石保育園・こうとう保育園・釜石神愛幼稚学園・中妻子供の家保育園・釜石保育園平田分園の5カ所。
どの保育園の方も「東京からわざわざ来てくれて有難うございます」
「欲しかった絵本がたくさん入っていて本当にうれしいです」とお礼を言われますが、
その度に絵本をJ.S.Foundationに届けてくださった皆さまへの感謝の言葉だと受け止めております。
ただ最近は訪ねる時間帯が子ども達のお昼寝時間にぶつかることが多く、
子ども達に会えないのはちょっと淋しい気がしています。
これからはもう少し訪問時間も考えないといけないのか?の宿題ができました。
途中通った釜石の海岸線は陸中海岸国立公園と言われているだけあって、とても美しい海が続いています。
その一角に「釜石大観音」の巨大な観音像が目につきました。
海を見守るその観音像を見上げながら
「この観音様は3月11日の津波をどんな気持ちで見ていたのだろう?知りたいな」
と言った佐藤君の言葉に胸が詰まる。
釜石保育園の先生方。釜石保育園は津波の被害を受け、
別の場所に保育園を移しやっておられます。釜石のいろいろな場所に貼られていた
「共にがんばりましょう!!」のカレンダー。
中妻子供の家保育園の先生方。
欲しかった絵本が入っていてとても喜んでくれました。釜石保育園平田分園の先生方。お昼寝時間に訪れましたが
寝付けない子どもたちと一緒にハイチーズ!
釜石大観音から海を眺める。 - '12.01.27 UPDATE
- 年末休みを利用してミャンマーに行ってきました。
以前よりサポートしているNPO法人「ジャパンハート(http://www.japanheart.org)」の
ワッチェ慈善病院とヤンゴンにある子ども保護施設「Dream Train」です。
「Dream Train」では大阪のガールスカウトの高校生、大学生8名と一緒になりました。
このグループは子ども達が喜びそうな遊びを計画していて本当に楽しい時間を一緒に過ごしていました。
「大玉おくり」、「玉入れ」の班別競技ではみんな夢中になり、勝った班の盛り上りは見ていただけの私もついガッツポーズ!
この大阪から来た学生たちを見ると、「最近の若者は内向き思考」と言われているがそんなことは無いと感じました。
昨年訪れた時は、開所そうそうでしたので52名でしたが、現在128名の大所帯になっていました。
みんな元気でよく食べ、よく勉強をし、よく遊んでいました。そして年長の子どもが年下の世話をよくしていました。
私はここで何をしていたか?子ども達とよく昼寝をしました。
昨年12月20日は雪降る陸前高田市と大船渡を訪れていて気温は限りなく0度に近く、ここミャンマーは35度前後の暑さ。
さすがに寄る年波の私はこの温度差にアップアップし、お昼寝はとても大切でした。
1年ぶりに訪ねたこの施設は、男子棟と女子棟に分かれ、職員の寝泊まりする場所も確保されていました。
たくさんの人たちのサポートがあり環境は目にみえて向上していました。ただこのような施設を訪れる度に、
「吉岡先生に救われた子どもは良かったけど、まだ吉岡先生に探し出してもらってない子どもは?」と、考えてしまいます。
大阪からのガールスカウト 子ども達に大盛り上がりの玉入れ
ここの子ども達は本当によく勉強します
ワッチェ慈善病院は、ヤンゴンから空路1時間30分ぐらいでマンダレー空港に着き、そのあと車で40分で到着します。
ヤンゴンのスタッフに「佐藤さん、バスで9時間ぐらいですから問題ないです」とさらりと言われたが、
「歳が歳だけに路線バスは無理無理」と飛行機で移動。そういえば昨年訪れたときは難破船のような船旅で8時間。
あまりの寒さにずっと船内を歩いていた人もいたなーと思い出す。
このバスが9時間かかるマンダレー行きのバス
久しぶりに吉岡先生に会う。吉岡先生はこの時、12日間で203件の手術が待っており、
仮眠用に寝袋を手術室に持ち込み頑張っておられた。
そのためスタッフは2、3時間の睡眠しかとれず、
「この人たちはどうやってモチベーションを保っているのだろう」とその過酷な環境のなか考えてみた。
答えは簡単で吉岡先生を絶対的に信じていて、
またとにかく患者さんの笑顔が見たいの一念が支えなのだろう、と理解した。
そんなお忙しいなか、吉岡先生に屋台でお茶を御馳走してもらい、これからからの日本は…などと話をする。
一致した点は、最近の日本は世界に尊敬されない国になってしまったということ。
もう1度ODAのやり方を変えなければ…
吉岡先生と看護士の河野さん 前日に口唇裂の手術をした子ども
病院の前の喫茶店
J.S.Foundationは2010年度予算として250万円を支援金として協力しています。
詳細はジャパンハートから報告書を受け取り次第ホームページに立ち上げますが、
皆さまのご協力のおかげでミャンマーの子ども達561人がジャパンハートのご協力により新しい生活に入れています。
勿論、すべての人が無料ではなく、スタッフの厳しい調査のうえ、
治療費が負担できない子ども達の実費を2008年からJ.S.Foundationは援助しています。
余談ですがジャパンハートは吉岡先生はじめボランティアでミャンマーに赴く医師、
看護士はすべて経費は自己負担で活動しています。
無給だからどうだとは思いませんが、まぁそれにしても大変だなーとつくづく感じます。
そして誰かの役に立つというのが天命のようで、自身の欲は二の次のような生活。
長い間そんな吉岡さんの生活を知っていたので、
「吉岡先生みたいな人は他人の旦那だったらいいけど、自分の旦那だったら最悪だわ」と
最大限の尊敬の気持ちを言ったつもりなのに、
吉岡先生がそのときのやりとりを自分のブログ(http://japanheart.exblog.jp/)に書いていて、
文章を読んだ人は誤解するな、と会話と活字の落差が気になりました。 - '12.01.23 UPDATE
- 「ネバー、ネバー、ネバー、ギブアップ」野田総理の初頭演説で幕開けした2012年。
この国はどこへむかうのでしょうか?
今ごろになって「SPEEDI」の情報を米軍関係並び国際機関には3月14日に提出し、
国民には3月23日に知らせたという報道が。
この時点で政府は国民を欺き、「地震、津波、原発」から必死に逃げ惑う住民を見捨てたも同然だと私は思う。
「自国民の生命と財産を守る」責務があるはずの政府がなんらかの思惑で情報管理をし国民を危険に晒した。
そんな政府が「行政改革と税の一体化」を訴えても納得いかない。
1月17日、阪神淡路大震災の追悼式の映像が流れていました。
1995年1月17日から17年がたちます。
この17年間の間に世界ではさまざまな悲しい出来事、嬉しい出来事がたくさんありました。
愛する人を一瞬で失い、崩れそうな心を残された人達と支え合い生きている人が世界中に大勢います。
この人達を忘れないでいたい。
東日本の被災地の伺った先々で「憶えていてほしい」と私たちは言われます。
そのたびに心のなかで「自分が生きている限りは、
なるべくたくさんの出来事や困難な環境で生きてきた人を忘れない様に努力しよう」と言い聞かせます。
誰かと知り合うことはその時の必然だと考える私がいます。
写真は絵本プロジェクトで訪れた保育園からいただいた年賀状です。
こどもたちの笑顔が疲れぎみの心を癒してくれます。
この笑顔に会いに来週、釜石と宮古に行ってきます。
昨年同様、東日本の方々に寄り添いたいと考えてます。
今年も引き続きみなさまのご支援をお願いいたします。
年末、ミャンマーに行ってきました。
その様子は次回で報告いたします。 - '12.01.10 UPDATE
- あけましておめでとうございます。
2012年が皆様にとって明るい年になりますようにー
今年は奮発して千円札をお賽銭箱に入れました。
ご報告が遅くなりましたが昨年末、岩手県の陸前高田市と大船渡市に絵本を届けに行ってきました。
行った保育園は、下矢作保育園、米崎保育園、竹駒保育園、高田保育所(ここまで陸前高田市)、
大船渡保育園、盛保育園、猪川保育園(大船渡市)の7保育園です。
仙台から東北道を北上し岩手県に入ると、あたり一面雪景色。
気温計は日中でもマイナス3度を指しています。
ヒリヒリと刺すような寒さは、震災直後にボランティアのお医者さんを乗せて訪れた被災地での寒さを思い出し、
1年が経とうとしているのに一向に進まない復興へいらだちを覚えます。
そしてこれから本格的な真冬を迎える被災地の方々のことを思うと胸が痛みます。
今年も多くの子供達に皆様からお預かりした絵本を届け、少しでも多くの笑顔が見られたらとっても幸せです。