J.S.FOUNDATION

活動報告

'02.11.21 UPDATE
10月4〜6日の3日間、東京の日比谷公園で、外務省主催の"国際協力フェスティバル"が行われました。
会場には、国連機関はじめ小さなNGO、NPOの団体までが集まっており、
それぞれの団体の得意分野の説明やデモンストレーション等に感心したりと、たくさんの情報を得ることができました。
私は特にアフガン関係のテントを回りましたが、新聞やTVのニュースで知る状況と、
現地へ行って実際に活動している人達の報告とはこんなにもギャップがあるのかと、非常に驚きました。
『アフガニスタンという伝統的農村社会を破壊し西側世界をモデルにした
民主的国家を押し立てようとすることに違和感が強くある』と、繰り返し語る友人の言葉が心の奥に残り、
ボランティアの難しさを知りました。
J.S.Fはいろいろ考えた末、砂漠化した土地の水源確保、井戸掘りなどに使って頂きたいと10月9日、
"ペシャワール会"に2,000,000円を協力させて頂きました。
又、AMDAのアフガニスタン、カンダハル州マルーフ郡に設置された仮設診療所用に、医療器具、医療品、栄養補給、
幼児用品などの購入費、1,002,708円を10月17日協力させて頂いた事も報告致します。

難民キャンプは現在厳冬をむかえ、帰還することもできない為、難民達はテントで年越しをするという事です。
現地情勢は日々激動しておりますが、私も仕事の都合がつき次第、
マルーフのスタディツアーへ参加しようと計画しています。
日頃多大な御支援をして下さる皆さんのお心を大きな袋に詰めて、
サンタクロースのような気持ちで届けに行きたいと思っています。

東京に等々力渓谷という場所があります。紅葉がとても美しく静かな場所です。
緋毛氈に座り甘酒など飲みながら、友とたわいのない話しをしながら過ごしました。
こういう普通の日々の積み重ねがどんなに幸せなことなのか改めて実感する事ができた一日でした。

いつもいつも、皆様の御協力感謝しております。
'02.08.27 UPDATE
 最近、私の住んでいる多摩川辺リが騒がしくなりました。
アザラシが一頭迷い込んできているのです。いろいろな偶然が重なった結果なのでしょうが、
『いつまでこの環境でいられるのか?』と心配です。
いのちあるもの全てが心地よい環境に在ることは簡単なことではありません。
 先日、パキスタンのクエッタのアフガン難民キャンプに赴任している友人から
『7,000人のうち600人をアフガンに帰還させる事が出来て、とても嬉しい』と、
劣悪な労働条件のなかにあっても彼等は素直な喜びをメ-ルで私に送ってきてくれます。
しかし、『帰還する人達のあしたに考えを及ばすとき、自分の中の矛盾に苛まれます』と続いていました。
『みんな自分にとって居るべき場所を自由に手にすることができたら良いのにね。』と、
返事を出すことしか出来ない私も最近はカンダハルの難民キャンプに手伝いに行きたい、そう感じております。

J.S.Fは6月20日、設立50周年を迎えたUNHCRになにかの形でお手伝いしたいとの気持ちから、
浜田さんや友人たちから品物の御寄付をいただき、オークションを催しました。
そのオークションにより集まった金額の総額は282,500円となりました。
そして、その総額+550,500=833,000円を日本HCR協会を通じてアフガン緊急ファンドにする予定です。
内訳は故郷に帰る一家族に配布する一セットの救援物資(プラスチックシート2枚、2,000円。ポリタンク2コ、500円。
毛布2枚、1,400円。灯油ランプ1コ、300円。石鹸5コ、200円。蒲団1枚300円。
清潔な布2メートル(生理用品として)200円。合計約4,900円)を170家族に配布します。
また、6月7日AMDAネパール子供病院へ昨年10月購入したエコーの不足分132,938円及びネパールにおける
無医村へのフイールドワーク(フェイズ)へ今年度予算分830,000円を使わせていただいたことをご報告致します。

いつもいつも皆様の御協力感謝致します。
'02.05.22 UPDATE
楽しい連休も一段落。みなさまいかがでしたか?
この春、桜は異常な早さで開花、そして散り急ぎ。
何かに無理矢理背中を押されている様な居心地の悪さを抱きました。
日本人にとって大切なスタートである4月。
桜の花がないという事実は何とも間抜けな様な気がしたのは私だけでしょうか??

J.S.Fの活動としては、2月、3月にかけて国際難民高等弁務官(UNHCR)事務所の御紹介で、
アフガン難民キャンプへ未使用の大型バスタオル548枚、Tシャツ2420枚を
日本救援衣料センターを通じて現地へ送る事ができました。

身体一つで難民キャンプに辿り着く人々にとって、
少しでも役に立てたのならば、これ程幸せなことはありません。

このバスタオル、Tシャツは、ロードアンドスカイ クリエイティブの御好意によって提供して頂きました。
心から感謝致しております。ありがとうございました。

J.S.F にとってうれしいニュースが届きました。
J.S.Fが設立以来、継続的に支援を続けているAMDAネパール子供病院で、3000人目の赤ちゃんが生まれました。
現地スタッフからのメールを皆様にも見て頂きたいと思い、添えさせて頂きます。

佐藤さま、

お世話になっています。

今朝、10日5時に子ども病院で3,000人目の赤ちゃんが生まれました。
元気な女の子で、3.1kg。
おっきくって、お母さんのお腹から出てくるのが、大変でした。

可愛いねぇ。おっきいねぇ。と、お母さんのBindu Kausal さん(22歳)にいうと、
「おっきくって、なかなか産まれなかって、難しかった。でも、
とっても可愛いでしょ。」と、言っていました。
初めての赤ちゃんだそうです。
お父さんもすっごく嬉しそうでした。

とっても、朝からハッピーでした。
もう、可愛い写真ばっかりで、
どれ送ろうか迷うのですが、
厳選し、3枚だけ送らせてもらいます。
ちょっと重くなりますが、ご容赦下さい。

ご報告まで、

岸田
AMDA

これも一重に皆様の御協力の成果です、感謝しております。
'02.01.30 UPDATE
2002年1月11日、日本武道館を最後に浜田さんのコンサートがしばらくお休みに入りました。
このJS基金も3年目にはいりますが、いつもいつでも、
どのコンサート会場でも暖かい励ましを頂き感謝致しております。
毎日御寄付も頂き、責任の大きさ、重さに心をひきしめなおしています。

振り返れば昨年の9月11日以降『世界の何かが著しく変化する』,『考え方がさま変わりしそうだ』、
と言われておりますが、私自身サッパリわかりません。
TVで20年もの長い歳月にわたる憎しみと悲しみとの入り混ざりの破壊されつくされた国が今世界中の人々の前に、
『ねぇ、この現実から目をそらさないで!!』と言うように連日報道されています。

遠い国の、顔や声さえ知らない人達の痛みが少しでも共有できるのであれば、これほど幸せな事はありません。
勿論現場に赴いてフィールドサービスに努力してくださる方がいて、
初めてJ.S基金へお寄せくださる皆さんのお気持ちが形になります。

コンサート会場で集められた現金募金と共に合計3,429,182円を
UNHCRのアフガンRefugees campへ食料の購入費の一部として使わせて頂いた事を了解して頂きたいと思います。

最近、"見知らぬ人達が、私の天使や神様なのかも知れない"と、J.S.Fに協力してくれる仲間やアフガンの人達、
また厳しい状況のなか現場で駈けまわる UNHCRのSTAFFへ想いを馳せることがあります。
今年もできる事から始めていくつもりでいます。
まだまだおぼつかない足取りながらも、志しを同じくする人達と確実な活動ができた事を報告致します。


言うまでも無くこの活動を支えて下さる浜田さんとRoad&Skyの皆様にあらためて『ありがとう!!』です。
またいつか、どこかで必ず、皆さんとお会いできることを、楽しみにしています。

J.S.Foundation MUST GO ON !!