J.S.FOUNDATION

活動報告

2014.01.15 UP

あけましておめでとうございます。
2014年が皆様にとってよい年でありますよう!!

今回は昨年暮れにJ.S.Foundationが連携し活動している特定非営利団体、ジャパンハートに
「そもそもボランティアとは???」を実体験してもらう企画として大学生に参加していただきました。
以下が彼からのレポートです。

Japan Heart
Dream trainツアーに参加して・・・

ボランティア活動に参加して印象的だったのは、子供達の笑顔が溢れていて幸せそうだったこと、もう一つは、いろんなことに一生懸命取り組んでいる姿を見れたことです。

今回、2013年12月24日からクリスマスに向けたボランティアツアーに参加させていただきました。
さて、ドリームトレインとは、どういったところか簡単に説明すると、貧困のため子供を育てるお金が無い、そして人身売買がおき、HIVにかかりエイズで死んでしまうという負のサイクルを断つため、また、親がいないなどの子供を育てるための養育施設。
そしてミャンマーには100を越す部族、少なくとも8種類の言語があり、学校に行っていない子供はミャンマー語を話せない子も多くいるため、ドリームトレインから自分の村に戻った時にリーダーになる子も多く、自分が得た知識や知恵を教え、村のみんながミャンマー語を話せるようになると、村の外に出て、仕事につけるようになる。
そうなると、人身売買をする必要がなくなる。
ドリームトレインとは、児童養育施設であり、HIV感染予防施設でもあるのです。

ドリームトレインに行って、ボランティア活動の内容は、子供たちの食事の配膳の準備、クリスマスパーティーやプレゼントの用意。その他、色々なことを手伝わさせて頂きました。
里親として初めて里子に会う人、ドリームトレインの事業に賛同し参加する方など、様々な想いで今回のボランティアに参加されていました。
パーティーでは、プレゼントに目を光らせて嬉しそうに並んでいたり、もらったプレゼントを見て子供同士、笑顔で話していました。
こういう姿をこの目でみるとボランティアっていいのかも、自分が奉仕できることはしていきたい・・・と思える瞬間でした。
また、クリスマスケーキを児童たちが食べているとき、私にケーキをどうぞと「アーン」してくれました。
これは、幸せをみんなと共有したいという思いから、そういう行動になるみたい・・・
子供達の優しさが伝わってきてミャンマーには素晴らしい習慣があるのだと思いました。

プレゼントの準備が終わりみなさんで記念写真をパシャリ。
みなさん楽しそうに活動されていて、笑顔が印象的でした。

里親として始めて里子を紹介され嬉しそうな笑顔を見せてくれた可児(かに)さん。
ご自身で、たくさんのプレゼントを用意されていて、その優しさに胸が打たれました。

朝早くおきて朝練をしている子供達とサッカーをする機会をいただきました。
一緒に混ざってプレーさせてもらって、コミュニケーションを取ろうとしたり、ゴールが入ると一緒に喜んだり・・・
サッカーは言葉が話せなくても、みんなで時間を共有できる素晴らしいスポーツだな~と改めてスポーツの凄さ、素晴らしさを肌で感じることができました。
記念撮影の時、私が座るとみんなが寄ってきてくれて手を握って離さなかったり腕を肩に回してくれたり、言葉が通じないのにジェスチャーで、「サッカーやってるの見たよ」と伝えてくれたり、自分の名前を覚えてもらおうと名前をずっと言ってくれたり、ドリームトレインの子は素直で可愛いいと本当に思いました。
いろんな場面で、子供達と触れ合うことがありましたが、恥ずかしがっていた子も「こんにちは」というと日本語で返してくれる。
通じていることを感じると、子供達は笑ってくれる。
なので、自分も「ミンガラーバー」というと、嬉しそうに返してくれる。
少しの言葉、知っている言葉で会話するだけでも、通じあえるのだと強く思いました。

英語の授業を見せて頂いたのですが、子供達が元気よく発言し微笑ましい雰囲気で学習していました。

一緒にやったサッカーが終わった後の一枚。
Japan Heartを支援されている浜田省吾さんのツアータオルで汗を拭いていました。
浜田さんや、多くの支援されている方々の想いが、確実に届いていることを実感し、嬉しくなりました。

今回こうやって、参加してみて言葉がお互いわからなくても、ジェスチャーでコミュニケーションを取りあったり、ニコッと笑うだけで、時間を共有することができることはとても素晴らしいことだと感じることができました。
勉強なども積極的に参加していたし、学ぶということを楽しんでいる姿は、なかなか日本では見れることは少なくなってきている気がして、そういった意味でも、刺激をもらうことができました。
僕は参加する前まで正直、ボランティアということに凄く魅力を感じているわけではありませんでした。
でも、いざ参加してみると自分がこうやって役に立てている実感が湧いてくるし、子供達の優しさや一生懸命、歌の練習や勉強する姿を見ると、自分の中で忘れかけていたものや気持ちを新たに考え直すいい機会になりました。
「若いうちにいろんなものを見ておけ」といろんな方々が言うけれど、ピンとこない人もたくさんいると思います。
だけどその1歩を踏み出し外を覗いてみると、違った価値観、文化に触れることができる・・・
そういうことを感じると少しずつ自分自身が変化できるのではと、私は思います。
現状に満足できない人や、不安もたくさんある・・・
けれど、笑顔は世界共通で通じ合うことが不思議なものであると、今回参加して思いました。
現状に満足できない人や不安がある人、もちろんボランティアに興味がある人、人のために何かしたい人、いろんな想いは人それぞれあると思うけれど、それぞれのやり方でボランティアに参加してみてはいかがでしょうか・・・
きっと自分自身の中にある何かを打開できるきっかけになるはずだと・・・
私はボランティアに参加して強く思いました。

最後に、今回このような機会を頂いた皆様に感謝します。ありがとうございました。

大学生 内藤風章(22)

写真 内藤順司

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