J.S.FOUNDATION

活動報告

2013.11.15 UP

東北での活動報告が遅れていてすみません。

東北でのソーラー街路灯設置プロジェクトは順調に進んでおります。
前回の活動報告の南相馬市小高区の小、中学校の25基、宮城県亘理郡山元町立坂元中学校6基の設置が完了いたしました。
また、福島県川俣町の小、中学校の20基、陸前高田市立第一中学校10基の設置工事は11月中に完了の予定です。

11月15日には岩熊さん、内藤さんのご協力をいただき、福島県浪江町に行ってきます。
浪江町の教育委員会の方と以前から連絡を取り合い、やっと入る許可をいただきました。
浪江町の小、中学校には生徒たちは通学することはできません。
でも、いつの日か通学できるその日を、支援してくださる皆さまの温かな想いを、暗闇のなかの灯りに変えて待っていたいと思います。

下記の文章は南相馬市立小高小学校・中学校から寄せられたものです。

長雨が続き、日ごとに秋冷加わる頃、皆様にはますますご健勝のほどお喜び申し上げます。
先日は、小高小学校のために、防犯灯10本を贈っていただきまして、誠にありがとうございました。
心温まるご配慮に感謝申し上げます。
贈っていただきました防犯灯は、小高区にある小高小学校本校舎周辺に設置していただきました。
本校舎に立ち寄った際に拝見したところ、ソーラーパネルつきでピカピカの立派な防犯灯に、小高区の復興が進んでいることを実感いたしました。
防犯の目的だけではなく、学校周辺が明るくなることで、街も明るくなり、人も集まりやすくなるのではないかと思います。
この10本の防犯灯は、今は帰ることの許されていない小高小学校を、明るく照らしてくれています。
本校舎再開の際には、子ども達の下校を、温かく見守ってくれることでしょう。平成25年度も半年が過ぎました。
私たち小高小学校は、小高区の本校舎に戻る見通しがたたないまま、仮設校舎での学校生活を続けております。
仮設住宅・借り上げアパートなどの、子どもたちの住環境も変わらないため、児童の転出入も少なく、児童97名と18名の教職員で、毎日を明るく前向きに過ごしております。
仮設校舎の2階には、同様に本校舎に戻れないままの、金房小学校・鳩原小学校・福浦小学校の3校(ともに小高区内)が合同で生活しております。
これにより、小高区内全ての小学校が、一カ所に集まることになりました。
合同入学式・合同運動会・音楽祭など、各種学校行事も、小高区4校が合同で行うことが増え、地域の結びつきを感じております。
さて、今年度も、教育に必要な教具や備品など、多くの方から数々のご支援をいただいていること、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
また、校舎内外の環境についても、特別教室として仮設校舎が増設され、遊具や花壇の整備も進みました。
「子どもたちに、普通の学校生活を送らせてあげたい。」
そんな願いをもって、残りの半年も頑張っていきたいと思います。
簡単ではありますが、文書にて御礼の言葉とさせていただきます

平成25年11月吉日 福島県南相馬市立小高小学校長 飯塚 宏

この度は、ソーラー防犯灯のご支援をいただきまして誠にありがとうございました。
ご存じのように本校は、原子力発電所の事故により、今だ小高区の本校には戻れない状況にありますが、生徒たちは、将来に向けて学習にそして運動に精一杯取り組んでいるところです。
残念ながら、小高区本校の夜を照らす灯りをまだ見ることは出来ませんが、いつの日か、小高区本校へ戻り、生徒たちの安心・安全を見守ってくれる灯りとなることを信じております。

平成25年11月吉日 南相馬市立小高中学校長 遠藤 弘通

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