J.S.FOUNDATION

活動報告

2012.11.09 UP

こんにちは。

11月に入ると流石に気温が下がって来ています。
風邪など引かぬように気をつけてくださいね。
事務所の傍の広場では、もうイルミネーションが鮮やかにひかり輝き、クリスマス商戦がスタート。
そんな恒例の風景が最近の私にはどうもピンとこなくなっています。
世の中の流れが速すぎないか?とあたふた時間に追われているような心の錯覚に陥ることが度々あります。
でも去年、岩手県大船渡市の被災地で見たクリスマスツリーは美しかった。灯りは希望に繋がるのかも。

J.S.Foundationの活動報告です。
皆さまから託された募金の支援先の報告が遅れてしまいすみませんでした。

3月3日に福島県相馬市にある、みなと保育園、相馬保育園、梁川保育園に、飲料水(2L(1本100円)×3000本=300,000円)を寄付しました。
この飲料水の支援は2011年9月に引き続き2回目です。
いずれの保育園も水源が飯館村に近く、放射線による影響の心配が高い場所で園長先生の強い要望によるものでした。

8月31日に宮城県石巻市立渡波小学校の児童校外学習の費用を支援しました。
1,267,700円になります。
もちろん、この学校だけではないのですが、学区全域が被災し、保護者の多くが水産関係の仕事に従事していた方が多く、校外学習の費用が負担できない家庭がかなりあり、負担できない家庭の子どもは参加できない。
こんな話が私の元に届けられ、支援を決めました。
この1,267,700円は全校児童の遠足のバス代、スケート教室の入場料やバス代など2012年度の校外学習にあてられます。
生徒のプライバシーの問題でホームページでご紹介できないのですが、毎月「渡波小学校便り」が事務局に届き、こどもたちの楽しそうな様子が届きます。
この渡波小学校の木村明子先生とは、「移動図書館」を被災地で運営したいと思っても東北地方にはそれまで縁もゆかりもない私にはどうすればいいのかさえも解らずにいた時に、いろいろ相談に乗って頂いていました。

また、8月31日に長野県栄村に震災義援金として500,000円を寄付いたしました。
この長野県栄村は地震による被害が酷かった場所です。
こどもたちの支援に使ってもらうつもりです。
震災当時から栄村に支援活動に入っていた知人から栄村の現状を伺い、義援金に使わせていただきました。

東日本の被災地への支援の形は数えきれない程あります。
J.S.Foundationはその中でも、人との縁を大切に活動してきました。
今回も震災以降、「絵本プロジェクト」を通し沢山の方に会い、その中で協力先を決めてきました。
そしてなによりも「協力を約束したのなら確実に約束を守る」それを最優先に考えてきました。
支援先の賛否が皆さまのなかにあるのは充分承知していますがご理解いただけるなら嬉しいです。

事務局には絵本プロジェクトで絵本を届けた保育園や幼稚園からお手紙が届きます。
今回は、先日訪れたいわき市にあるかべや保育園さんからのお手紙をご紹介します。

J.S.Foundation代表 佐藤 佐江子

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