J.S.FOUNDATION

活動報告

2011.11.21 UP

さいたまスーパーアリーナで皆様からお預かりした絵本を、11月15日に仙台の若林区にあるBase Campに運び入れ、仕分けをしました。


この日はけっこう寒く、お手伝いしてくれた人たちに温かいものでもと、自分たちで育てている畑の蕪、ほうれんそう、長ネギなどを使い豚汁を作り一休み。美味しかったです。


8月ごろは野菜の育ちも悪くセロリを食べてみると塩分が強く、いつになればこの土地は再生するのかと心配したのですが、自然は人が考えるより逞しい生命力を秘めていたのです。

翌16日は南相馬市の再開された保育所、幼稚園と相馬市の保育園に絵本をお届けしました。
上真野幼稚園、八沢幼稚園、鹿島幼稚園、北町保育所、私立よつば保育園、青葉幼稚園、原町みなみ幼稚園、みなと保育園の8カ所に絵本を届けることが出来ました。
籠に入れる絵本の品揃えも、以前に比べ手数はかかりますが、頭を使い作業をしているので、数段良くなり、喜ばれています。写真は青葉幼稚園の先生方との1枚です。


これまでは見かけることがほとんどなかった子ども達の下校風景や、自転車に乗った住民に出会い嬉しかったです。
住民がこの街に帰って来たのが良かったのか私には分かりませんが、人の気配が殆ど感じられない被災地があまりにも多いのでホッとするのは確かです。

南相馬市から仙台に帰る道筋は灯りを探しても殆ど見つからず、無人の家の影がかすかに確認される。
地震と津波と目に見えない放射能で住む場所を失った街から、地震と津波ですべて流され住む場所を失ってしまった場所を抜け仙台駅に帰る。
J.S.Foundationは被災地で何かできているのだろうか?と自問自答。

雪が降らない前に出来る事を探さなければ!

J.S.Foundation代表 佐藤 佐江子

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