J.S.FOUNDATION

活動報告

2011.10.17 UP

マリンメッセ福岡での募金に皆様のご協力を頂き有難うございました。
63万3971円+45USドル+12シンガポールドルもの募金が集まりました。
激しい雨にもかかわらず募金にいらして下さり感謝しております。

福岡はいつも私一人で募金活動をするため、心細いのですが、皆様が話しかけてくれたり、「佐藤さん声が小さい、小さい。かわりに私でよければ呼びかけるよ~」と、心配かけたり・・・。
それでもなんとかお役目を果たし(?)東京に帰るため空港へ。

空港では案の定スーツケースの中身がひっかかる。
X線では募金でいただいた硬貨が正体不明の固まりで映し出されるのです。
「失礼ですが中身を見せていただきます」「えっ~ばれちゃった、運び屋ってことが」と言うつもりが「東日本の被災地のための募金で集めたお金ですが、なにか不都合でも?」と分別ある応対をする。

今回の募金活動ほどいろいろ考えたことはなかった。
3月11日以降、自分にできることを探して来たがひとつでもひとさまの役にたてただろうか?と自問自答。

4月16日の静岡エコパアリーナから10月15日の福岡までのことを思い出す。
思い出すことはコンサート会場で募金をしながら私にいろいろ話をしてくださった人の言葉だ。

「抗がん剤治療をしているけど、最近は調子が良くて今日浜田さんに会えるお礼にね」と長野で募金してくれた人。
「浜田さんから元気をもらえたから」と幸せを全身にまとった人。
「子ども手当をためて持ってきました」とお嬢さんと共に届けて下さった親子は二度目の対面になりました。
「いつもいつも有り難うございます」とお礼をいう私に「憶えていてくれて嬉しい」とおっしゃる方。

募金にもさまざまな人の思いや願いが込められている。
ある場所で一人の少女が私に質問をしてきた。
「佐藤さんはどうしてボランティアをはじめたのですか?」と

「私は生まれつき声帯に問題があって小学校5年生のころ喉を手術をして、それから1、2年は声が出しずらくてね~。
ちゃんと話せないから変な子と思われたり大変だったのよ。
でも病院の先生や看護士さんが親切で本当に世話になり、人のためになれればいいな~と漠然と思っていたけど、なかなか難しい」と珍しくあまり良い想い出がない小さい頃の話をする。

考えると人は誰かに聞いてほしいことがあるのかもしれない。
そう考えると、J.S.Foudationは募金にきてくださるかたのお話を聞いて、役にたっているのかもしれない。

募金の合間にみた9月11日の長野の満月はずっと憶えていると思う。

J.S.Foundation代表 佐藤 佐江子

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