J.S.FOUNDATION

活動報告

2010.11.26 UP

みなさまお元気ですか!
いつもご支援感謝致しております。

今年も日本を含めて世界各地で天変地異が頻繁に起こり、生活基盤を一瞬にして失ってしまった人達をNEWSで幾度となく目にいたしました。
日本では四季の移り変わりがどうも怪しくなりつつあります。
私の生活範囲ではいまだ紅葉の美しさにはほど遠いのに、街はイルミネーションに彩られています。
その華やいだ飾りを横目に私の心配事は増えます。同じ通勤路をつかっていると何人かの気になるホームレスの人に会います。
寒い夜や雨がふるとつい気になり見にいきます。次の日にみかけるとホッとし。
あの人たちが身体に気をつけて寒さを乗り切ってほしいと願っています。

J.S.事務局に先日ミャンマーから一時帰国されたジャパンハートの吉岡先生が訪ねて下さいました。
話題は20年ぶりに行われた選挙やアウン・サン・スー・チーさんのこと、そして中国による資源の確保の現状等々、久しぶりに話がはずみました。
去年訪れた東ティモール政府も海底油田の掘削権利を中国に売り渡し向う20年で大切な資源が枯渇してしまうと、案内してくれた「ピースウィンズ・ジャパン」の担当者は心配していました。
莫大な利益を得られる資源が時の権力者により中国に売られ、限られた一部の人間が富を享受し、国民は貧しさに喘いでいる、という構図が開発途上国で近年多いようです。

2009年からサポートさせていただいている「ワッチェミャンマー子ども医療サポート」の効果と今年は約200件弱の子ども達の手術が10月までに行われたことなど報告を受け、2011年も支援を継続して欲しい旨の要望をいただきました。
以前にも報告しましたように貧しくて病院に行くお金が工面できずに亡くなってしまう子どもを少なくしたいと考える吉岡先生と子どもたちの役にたてればと願うJ.S.Foundationの志しがミャンマーのワッチェで確実に足跡を残しつつあります。

いろいろ心配になる被災地や被災者が大勢おります。
ハイチのコレラ発生、チリ地震、スマトラ地震、パキスタン洪水、インドネシア火山噴火など…。
しかし、その被災地にむかうNGO、NPO団体とJ.S.事務局のコミットがうまくいかず見送りをしました。
これからはコミット出来る団体の幅を広くするために、もっと勉強をしていこうと思います。

今年の冬休みは時間をみつけてタイのチェンマイにあるバーンロムサイというHIVに母子感染した孤児たちの生活施設とミャンマーのヤンゴンにこの11月に開設された施設に行って来たいと考えております。
この施設「Dream Train」は人身売買阻止とエイズで親を亡くした子ども達の保護を目的にプロジェクトされたものです。
次回その報告はいたします。

J.S. Foundation代表 佐藤 佐江子

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