- 2010.02.24 UP
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今回の被災地「ハイチ」の人道支援に赴いているNGO職員から現地活動の報告が事務局に届きました。
届いた写真には、支援を待ち望み「HELP」、「SOS」と瓦礫を使って文字を地面に書くひと、砕けたガラスの破片を集め太陽に反射させて救援物資を待つサインにするひと、村が丸ごと瓦礫に変貌してしまい、命は助かったが助かった命をどうやって明日に繋げていけばよいのか途方にくれているひとびとの姿が写されています。
都市部では、食料や飲料水の配給にも混乱をきたしていたようですが、日ごとに落ち着いてきたとのことです。
これからは十分に支援の手が届いていない地方に力を注いで欲しいと願っています。
J.S.Foundationはこれまで飲料水の確保のための支援を実行してきました。
ミャンマーの僻地やアフガニスタン、ネパール、スーダンでの井戸掘りや汚れた川水の浄化設備などです。人が生きるための最低条件に水、医療、その次が教育、と私は考えてきました。
そのため、支援プロジェクトの現場に行くと真っ先に飲料水の状況が気になります。
昨年訪れた東ティモールの山岳地帯では、竹を利用して水を通し、水場が作られていました。
そこは、村人たちの洗濯場になっていたり子ども達の遊び場になっていて嬉しく感じました。
ネパールの難民キャンプに設置されていたユニセフ支援の水場も印象に残っております。
乾ききった土地で水の音を聞くと私のこころも潤います。J.S.Foundationが協力しているピースウィンズ・ジャパンは、今回の地震でコンクリート造りの住宅が多く倒壊したため瓦礫の撤去のため、シャベルやハンマー、物資運搬用の手押し車などの道具類を被災者に配布、また住宅再建までに時間がかかるとみられるのでテントの配布も予定しています。
5~6人用の家族用テント450張りを2月2日横浜港より送り、3月中旬には被災地に届くとのことです。
雨期が近いハイチの被災者が雨をしのげるよう無事にテントが到着して欲しいと思います。J.S. Foundation代表 佐藤 佐江子