J.S.FOUNDATION

活動報告

2009.06.16 UP

紫陽花の季節になりました。
紫陽花は本当に不思議なほどその日の天候により七変化します。
「女心と秋の空」ということわざがありますが、私なんかは「女心と紫陽花」のほうがその変化の大きさからもしっくりくるんじゃないかと考えている今日このごろです。

今回はJSFの新人スタッフの現地初体験のレポートが届きました。
新人スタッフの成長が楽しみです。

はじめまして。新しくJSFで活動させていただいているアンジェラです。

4月にネパールのブータン難民キャンプを訪れてきました。
東京からバンコク→カトマンズ→ダマク、という経路で、国連UNHCR協会の児島さんという可愛い女性と行ってきました。
まずはカトマンズの騒々しいこと。外では誰もがマスクをする程、砂埃と排気ガスがすごくて、空気が霞んでいる感じです。
日本以上にマスクをしている人を見たのは初めてです!
カトマンズに1泊し、UNHCRネパール本部に挨拶に行き、所長のデイジー・デルさんと打ち合わせをしてから、いざ空港へ。


これです。空港。衝撃的でした。
体育館のような大きな部屋にいくつかカウンターがあるだけで、しかも待っている人たちも、並ぶことなくとにかく座り込んでいたりして隙間が空いたらそこに先に入っていけた人が勝ち、というような感じでした。


国内線BUDDHA AIRの飛行機です。16人乗りで、自由席。


座ると、一応、機内サービスがあります。
フライトアテンダントさんが飴と、耳栓にする綿を配ってくれます。
雲の中、ヒマラヤ山脈を探しているうちに、あっという間に着きました。
まずはUNHCRダマク支部で荷物を降ろし、早速キャンプの方へ。
最初に訪れたのは、7つのキャンプの中でも一番大きい、Beldangi II。
人口約2万人です。キャンプは、田舎の村のような雰囲気でした。


Beldangi IIでは、今年の3月に200世帯が火事で焼失してしまい、大分改築はされましたが、まだキャンプ内の学校に寝泊まりをしている家族も多いようです。

織物の技術指導、自立事業。
このほかにも散髪や縫製、木工等と色々行われています。
何よりも、手に職をつけて働けるのが嬉しい、と言う彼女たち。


2日目に行ったTimaiキャンプの、JSF支援の太陽光発電の外灯プロジェクトの看板。


外灯はとても役に立っているようです。
初めの設置場所から、もっと便利な場所に移動されていたり、パーツが盗まれないように工夫されていたりと、改良を経て、住民の方々の生活の支えになっているようです。
日が暮れてからも外を歩け、トイレや親戚の家、夜間学校に行けたり、子供たちはその明かりで勉強や宿題ができたりと、用途は様々で、日々の生活に役立っているようです。
キャンプの大きさに比べての数はまだ少ないようなので、引き続きこのプロジェクトの支援を訴えられました。

Timaiキャンプでは2家族をインタビューさせてもらい、家の様子も見せてもらいました。
この部屋では親子7人生活しているようです。
第3国への定住を申請をしていて、農業と籠作りで生活を営んでいるそうです。
とても愛らしく笑顔が印象的だった小学生の娘さん。

キャンプ内では、どこに行っても、何をしてても、子供達が興味を持ってついてきて、話しかけたりするとケラケラ笑って楽しんでくれます。
とても明るくて、学校で習っている英語を積極的に使い、コミュニケーションを一生懸命とってくれました。
こちらは、散髪技術のトレーニングをビデオ撮影中の窓越し。


キャンプ内の食堂で昼食を何度かとりました。おいしかったです。
ご飯とダールとお漬け物、というのが定番メニューで、とても健康的な感じです。
料理は難民の、20歳前後の男の子が作ってくれました。

どこに行っても、誰と話しても、難民の方々は明るくて、謙虚で、知的で、ポジティブで、とても心打たれました。
自分たちの状況にフラストレーションを感じながらも、支援して下さっている皆様に感謝の気持ちを持ち、前向きに、強く、協力し合って生きている感じです。

なんだか、私の方が救われた感じさえしました。

J.S.Foundation代表
佐藤 佐江子

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