- 2008.03.25 UP
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J.S.Foundationから報告です。
ネパール東部、ジャパ郡のゴールダップ難民キャンプで3月1日夜火災が発生しました。
この難民キャンプには、ネパール隣国のブータンにおいて民主化弾圧をうけた、ネパール系住民がブータン難民として暮らしています。
竹などで建てられた家屋の9割が焼失、8,000~10,000人が住む場所を失いました。現地から送られて来た、辺り一面焼け野原の写真に胸がつまりました。
火事前
火事後
J.S.Foundationは2003年より、UNHCRと協力して、このキャンプで暮らす子供たちの教育支援及び太陽熱発電設置の支援に協力してきました。
私も何度かお世話になったキャンプです。
竹の骨組みと竹の葉の屋根でつくられた教室。
ノートや鉛筆も無い不自由な中で懸命に勉強に励み、無邪気に笑いかけてくる子供たちの明るい姿を思います。
「あなたの夢は?」と、問いかける私に「インドへ留学して先生になりたい」と、答えた女の子やサッカーに興じる男の子たちの笑い声。
そして、土地は渇いているけど、夕方になると美しい夕焼けや、蛍の乱舞する川辺。UNHCRと3月3日より連絡を取り合い、住宅再建と食料の配給手当としてして、3月10日に2,000,000円、同じキャンプに診療所を運営しているAMDAに、負傷者の治療と毛布や食料の手当として3月12日に1,000,000円支援しました。
みなさまから預けていただいている寄付金が迅速に現地の被災者のために届けることができたことを報告いたします。関係機関の協力のうえ一日も早い復興を願っています。
J.S.Foundation代表
佐藤 佐江子