- 2025.12.02 UP
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いつもJ.S.Foundationをご支援くださりありがとうございます。
9月にご報告したパレスチナ・ガザ地区でのピースウィンズ・ジャパンによる給水事業について、現地から最終レポートをちょうだいしましたのでご紹介いたします。
停戦後もガザ地区に居住する方々が厳しい状況にあるのは、WFPへの食糧支援の際もご報告した通りです。
そこでこの給水事業につきましても、追加で300万円をご支援させていただきました。
引きつづき現地の状況等が届きましたら皆さまにもお伝えしたいと思います。いつもピースウィンズの活動に心をお寄せくださり、誠にありがとうございます。
JSファンデーションの皆様からのご支援により、9月7日から21日まで、ガザ北部のガザ市内2か所の避難所において、週3回、各6,000-12,000リットルの給水を実施しました。
その後、ガザ北部に避難勧告が発出されたことを受け、多くの人が移動したガザ中部へ拠点を移し、10月2日から14日までは、4か所の避難所にて、毎日各3,000-6,000リットルの給水を行いました。
皆様のご支援がなければ、1日に人が必要とされている水に足りない量よりさらに少ない水量しか支援ができない予定でしたが、結果的には、17,193人が総計41万リットルの水を受け取りました。
本当にありがとうございました。
2023年12月からガザ中部の避難所で子どもたちと生活しているサラワさん(47歳)は、次のように語っていました。
「ピースウィンズの給水支援を受けるまでは、攻撃を受けるかもしれないという不安と恐怖の中、給水所までの長い距離を歩いて水を汲みに行かなければなりませんでした。給水車が来てくれることで避難所の外に出ずに水を得られて、とても安心でした」
さらに彼女はこう続けました。
「この給水事業は紛争被害者が安全な水を得るだけの支援でなく、人びとの心の負担を軽くし、困難を乗り越えていくための希望をもたらしてくれています。人間としての尊厳も維持できます」
皆様からのご支援は、ガザの人びとが尊厳を持って日々を生き抜くための大きな力となっています。
パレスチナチーム一同、この度のご支援に心より感謝申し上げます。
ガザ中部ヌセイラットの避難所でポリタンクに水を汲む人びと
J.S.Foundation事務局
