- 2025.09.05 UP
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アフガニスタンでの地震について、ピースウィンズ・ジャパンより被災状況、救援情報を共有いただいたのでご紹介いたします。
現地では地震発生から夜が明けるとすぐに支援関係者間で調整会議が開催され、調査のため合同で被災地へ向かいました。
被災した地域への道は瓦礫で通行止めであったり、山岳地域でもあることからヘリコプターでしかアクセスできない場所、徒歩で数時間かけて移動せざるを得ない場所もありました。
多くの家の壁は石を積み上げただけの地震に弱い構造であったため、地震によって一部の石が崩れると家屋全体が崩れてしまい、住む家や日用品などを一瞬で失った被災者が多くいます。
家を失った女性や子どものためテントが設営され、不安を感じながら集団で過ごしている場所もありました。
寸断されていた一部の道路は通行できるようになり、より多くの被害が明らかになってきた状況ではありますが、まだ孤立している村も複数あり、被害の全容把握が困難となっているため、今後も全体の死者数、負傷者数、被害を受けた家屋数などはさらに膨れ上がる恐れがあります。ピースウィンズ・ジャパンは、現地提携団体と協力し、引き続き被災地域での調査および支援準備を進め、ニーズが高い食糧や水、生活物資などの配付を予定していることから、J.S.Foundationは、ピースウィンズ・ジャパンに対し、食料・生活用品・救急医療用品等の緊急物資支援として100万円を託しました。
また、UNHCRからは、カブールの備蓄庫から約1000トン分の救援物資を手配(テント4300張以上、水汲み容器1300個、毛布3100枚、ガスコンロ6100台、防水ビニールシート5700枚、ソーラーランプ1万5000個)、さらに、ウズベキスタン等の周辺地域の緊急備蓄品も手配し、追加のニーズに対応するとの詳細情報を頂戴しています。
厳しい状況のなか、各団体が互いに協力し、被災者に寄り添い救援活動を行っています。
引き続きご支援を継続していきたいと考えております。J.S.Foundation事務局