J.S.FOUNDATION

活動報告

2006.12.22 UP

こんにちは、
いかがお過ごしですか?
今年もJ.S.Foundationは、皆さまからのたくさんの温かいご支援を頂き感謝いたしております。
政府が言うほど、景気が良くなっているという実感を持てない私には、会場で募金の呼びかけをするのも気が引けるときもあります。
すみません。しかし、本当に有り難うございます。

例年のように、街はイルミネーションが美しくかがやき、華やいでいます。
そんな表参道で不思議な体験をしました。
忘年会帰りの私をホームレスの女性が呼び止めたのです。
話し相手が欲しかったのが彼女の目的で、どうも私がそのメガネにかなった様でした。
始めは驚きましたがお土産に持っていたケーキと、彼女の缶ビールで、やけに寒い交番裏でのささやかなパーティー。
自分の境遇を話している彼女は、いい加減なあいづちしかできない私にうんざりしたのか「もう帰っていいよ、でも私をちょっとだけ覚えておいてね」みたいなことを言われハッとしました。
「誰かに私はここにいます」と知って欲しくて、知らない人にせっせと手紙を書いた女の子が私の身近に居て「受け取った人は変な手紙で驚いたろうなー」と、話していたシーンと重なったからです。
通りすがりの私でもいいから自分という存在を覚えていて欲しいと、望んでいた彼女が、どのような事情で家を失ったのか知る由もありません。
人は誰かと繋がっていたい、覚えていてほしい、と願うからこそ、明日があり、希望があるのかもしれません。
2007年は一期一会を大切に暮らしたいと思います。

J.S.Foundationには今年サポートしている各団体から現地の報告が届いてきております。
今年はピースウインズ、ジャパンのアフガニスタンの女性教育事業。
UNHCRとの、ネパール、ダマック地方にあるティマイ、ブータン難民キャンプの太陽熱発電事業。
そしてシャンティ国際ボランティア会の協力のもとアフガニスタン東部の図書館事業などに力をそそぎ展開させました。
どの事業も期待以上の成果を現地スタッフの努力によりあげております。
特にブータン難民キャンプでのJ.S.Foundationの試みは成功し、来年は本部が予算を出してくれると約束してくれた、との嬉しい報告を頂きました。
太陽が輝く限りcampに夜間3時間だけあかりが灯ります。外灯も設置され、これにより多発していた性犯罪が少しでも防ぐことができたら嬉しい限りです。
現地から届いた映像では本当に簡単な装置ですが、メンテナンスも簡単そうでいい感じです。
あかりは煌々というわけにはいきませんが、今年の私が見るどのイルミネーションより綺麗で温かく感じます。
理由は簡単です。皆様の真心がこもっているのですから。

最後になりましたが、今年一年、J.S.Foundationへ温かいお気持ちを寄せて頂き感謝致します。
来年も皆様にとって良いお年でありますように…
many merry christmas & a happy new year !!

J.S.Foundation代表 佐藤佐江子

こんにちは。
今回のツアーは平日開催も多く、
事務局メンバー各自の仕事の関係から全ての会場にブースを設置することができませんでした。
そんな数少ない中ではありましたが、嬉しくなるようなことが各地でありました。
ホールへの行き方が分からず駅のバスターミナルでウロウロしている私に「地元じゃないんですか?私地元ですから。」と、バスで会場までご一緒させていただいた方、終演後の帰り道で「募金していた方よね、頑張ってね。」と声をかけてくださった方々、アリーナと比べて会場~開演、終演~退場まで時間が短かったにも関わらず、ブースに寄っていただいた方と今までより多くお話をさせていただいたようにも感じます。
プロモーターのアルバイトの方に興味を持っていただき、話をさせていただいたりもしました。
これらは全て、大きなアリーナではなくホールツアーだからこそ体験できたことではないかと思っています。
また、ある会場ではコンサートに向けて貯めていただいたであろう貯金箱をお預かりしました。
同じように折角お持ちいただいたのに、会場でブースが設置されていなかったという方がいらっしゃるかもしれません。
この場を借りてお詫び申し上げるとともに、募金にご協力くださった皆さんは勿論のこと、各地で親切にしていただいた皆さんに改めてお礼を申し上げたいと思います。
ありがとうございました。
また、私どもの都合でブースの設置をできる、できない等不規則であったにも関わらずご尽力いただいRoad&Skyの皆様にも本当にお世話になりました。
全ての皆さんにとって、来年が良い年となりますように。

J.S.Foundation事務局

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