J.S.FOUNDATION

活動報告

2006.08.23 UP

残暑お見舞い申し上げます。
今年の8月15日は例年にくらべ騒々しい日となりました。全国、さまざまな場所で、今の平和は先人の苦労と悲しみから生まれ受け継がれて来たことヘの感謝の祈りが静かに捧げられました。
しかし、靖国だけは罵声と怒号のなかにあり、祀られている人たちもさぞや落ち着かなかったろうにと感じました。

J.S.F.事務局は、ピースウィンズ・ジャパンの計画で8月2日より2週間、アフガニスタンの2つのプロジェクトへ行く予定でしたが、現地の治安の悪化にともない取り止めとしました。
武力衝突が日常的に起きている地域に行くというのはなかなか困難なことです。
私たちは取り止めれば済む事です。しかし、命の保証もない場所でも故郷を離れられない、また離れれば離れたで難民となってしまう人たちの境遇に心が重くなります。
それでも、前回報告させて頂いた卒業式の女性たちの笑顔には救われます。
卒業証書はJ.S.Foundationが出しており、いつも支援してくださる皆様の善意もこの証書に込められています。

さて、最近の活動について、いくつか報告させていただきます。
日本では、7月21日ごろから各地で未曾有の豪雨が記録され、大きな被害が発生しました。
事務局は災害本部と連絡を取り、5つの町に対し各500,000円、計2,500,000円の義援金を使わせていただきました。
諏訪市災害対策本部、岡谷市災害対策本部(長野県)、出水市災害対策本部、薩摩川内市豪雨災害対策本部(鹿児島県)、えびの市災害対策本部(宮崎県)となります。
今の日本は構造改革が進み、小さな政府を目標として地方自治体は自己責任。
そんな中、財政が苦しい地方ではどうしても復興費が足りない役場もでてきています。
2005年に発生した新潟中越地震や、同じく新潟県の水害発生時と同様、被災された方々のお役にたてればと募金をさせていただきました。
また、7月末には「Road&Sky」のご協力を得て、スポーツタオル3,000枚が「日本救援衣料センター」を通じて、
自然災害や貧困、戦乱に苦しむ人々に送られました。
そして、以前報告させていただいたネパールのダマック地方にあるUNHCR運営のTimai CampへのSolar Lighting設置工事契約をLWF-NEPALと8月4日に締結しました。
『Lumiere douce de Justine』と名づけられたこのプロジェクト、費用総額はUS$10,000=1,162,400円、工事は8月からはじまり10月中旬に完成予定です。
Timaiに太陽が輝くかぎり、夜の暗闇を優しく灯していってくれると思うと感無量です。

9月から始まる浜田さんのコンサートでの募金に関しては、次回お知らせさせていただきます。
まだまだ続く残暑ですが、みなさん元気に過ごされますように…。

J.S.Foundation代表 佐藤佐江子

◀︎ BACK