- 2024.02.26 UP
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いつもJ.S.Foundationを応援いただきありがとうございます。
2月14日、私ども事務局メンバーは能登半島を訪問しました。
金沢を夜明け前に出発、空が明るくなるころには道路沿いの住宅の屋根にブルーシートが目立つようになり、北上するにしたがって家屋調査の「危険」の赤紙、倒壊した住宅が増えていく様子に心を締め付けられるようです。
道路はアスファルトが大きく裂け、ゆがみ、多くの側道が通行止めとなっています。今回訪問したのは、災害発生から1か月半経過し、急性期から慢性期に移るフェーズでJ.S.Foundationに出来ることはないか、現地で実際に活動する協力団体から直接お話をうかがうのが目的です。
訪問先はジャパンハートが支援している避難所2か所(能登町小木福祉避難所、能登町立松波小学校)、ピースウィンズ・ジャパンの仮設事務所、HuMAが診療所を開設している避難所(珠洲市立宝立小中学校)の4か所です。
いずれの場所でも各団体の医師や看護師、スタッフが精力的にかつ明るく活動し、避難所の方々に信頼されている姿が印象に残りました。
放置されたままの家屋とインフラ、仮設住宅への入居も進まず復興には何年もの期間が必要と思われます。多くの学校が避難所となっており、コロナで我慢していた子どもたちの居場所が更に限定されていること、子どものケアまで行政も含め目が行き届いていないのではないかと気がかりです。
子どもに希望や勇気、元気を感じてもらえるような支援や、医療支援を中心に我々からも提案をしていきたいと考えています。
厳しい状況の中、被災者の方々に寄り添う支援活動を行う協力団体をこれからも支援していきます。
J.S.Foundation事務局