J.S.FOUNDATION

活動報告

2006.02.03 UP

2006年も早や一ヶ月が過ぎましたが、皆様お元気の事と思います。
J.S.Foundation事務局も今年の方向性を(どこの団体)の協力を受け(どういったプロジェクトを)進めていくのか、とこれまで協力していただいた方々と打ち合わせをしておりますが、具体的になりしだい報告を致します。

年初めから、企業のモラルが問われる事件が連日報道されています。
耐震偽装、取引偽装、偽装工事、etc.…
企業が利潤を追求し、その結果の数値を世間に公表し株価として評価される、このシステムの前提にあるモノが一部で揺らいでいます。
地道で真っ当な生き方が善という考えが薄れつつあるような気がします。
日本の宝は、物をつくりだす想像力と、技術力と、地道な努力でした。
それがいまや、パソコンのワンクリックで二桁億もの利益が手にできる時代。
善し悪しはともかく、日本人の規範が急激に様変わりしているのかもしれません。
誰かが「人の道には登り坂、下り坂、そしてまさかという坂がある」と話していましたが、日本は今が「まさか」という得体のしれない坂の、ど真ん中なのかもしれませんね。
そして又一方で、他方で豪雪地帯のお年寄りの家に出向き、汗を流して雪下ろしの作業に励む雪かきボランティアの人たちの姿や、手伝ってもらった感謝の気持を込めて若者たちをコタツに招き入れ、手作りの漬け物や、駄菓子やお茶をニコニコ顔で勧め、「おかげさまで部屋の中が明るくなった、ありがとう、ありがとう」と繰り返し口にするおばあちゃんと「こんなに喜んでくれて!また休みを取り来ますからー」と手を握り合う映像にはグッとくるものがありました。

どのNEWSも『明日は我が身』、以前は自分には無縁の出来事と思いがちでしたが、最近は身近に感じるのは、年のせいかな?

今年もよろしくお願い致します、と、共にたくさんのボランティア組織がある中でJ.S.Foundationをご支援いただけることに感謝いたします。
出来る限りみなさまの温かな善意を無駄なく救済を求める被災地や難民の方々に届けられる様、努力します。

J.S.Foundation 佐藤佐江子

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