J.S.FOUNDATION

活動報告

2022.12.08 UP

いつもJ.S.Foundationにお心を寄せてくださり、ありがとうございます。
認定NPO法人横浜こどもホスピスプロジェクトをご支援させていただくご報告です。

2021年11月に開設された横浜こどもホスピスプロジェクト「うみとそらのおうち」は、LTC(Life-Threatening Conditions=がんや難病等の生命にかかわる病気の状態)の子どもたちとそのご家族をサポートしています。
LTCの子どもたちは病状が急変する危惧があることから、健康な子どもたち同様の学びや遊び、旅行といった日常を送ることが難しく、「うみとそらのおうち」は看護師が常駐する体制で日帰りや宿泊でご家族や友人と様々な体験をする場を提供することで、子どもたちやそのご家族の心を救う活動をしていらっしゃいます。
子どもたちやご家族にとって安心して一緒に過ごせる宿泊体験は、他に替えがたい特別な体験でしょう。
そこで、J.S.Foundationは、「うみとそらのおうち」で2022年7月にスタートした宿泊体験に必要な費用、
・ホスピスケアとして夜間対応の人件費
・夕食や朝食の補助費
・体験活動の時間が増えることでの活動材料費
につき、2022年12月~2023年11月の1年間分として924,000円を拠出、来年以降もご支援を続けていきたいと考えています。
「うみとそらのおうち」での体験を通して病気に立ち向かおうと頑張る子どもたちを応援したい!

きっかけは2022年5月に放映されたTV番組でした。
コンサート会場でJ.S.Foundationブースにお立ち寄りくださった方から、日本の子どもたちにも出来ることがあるのでは?とのたくさんのお声を寄せていただいていたこともあり、検討を重ねていたなか、「うみとそらのおうち」を特集した番組を拝見してどうしても代表の田川尚登さんにお会いしたくなりました。
田川さんの著書を拝読、6月には「うみとそらのおうち」を訪問させていただきました。
田川さんは、静かな朴訥とした印象で、「うみとそらのおうち」の中をひとつひとつ案内してくださいました。
長い準備期間を経て「うみとそらのおうち」を開所できたこと、もうすぐ待望の宿泊体験が始まることを、自らもお子さんを小児がんで亡くされた経験も交えてお話しくださり、J.S.Foundationも是非協力させていただきたいと強く心を動かされました。

また、先日「うみとそらのおうち」開設1周年イベントにも立ち寄せていただきました。
壁に貼られた写真にうつる子どもたちとご家族の笑顔、スタッフの皆さんや地域の方々の真摯な姿にふれ、改めてこの出会いを大切にしていきたいと感じました。

現在、LTCの子どもは日本に約2万人いるとされ、彼らとそのご家族は、発症から急激な状態の変化により現行の福祉制度や医療制度を利用するのが難しい現状です。
そのため、自宅と病院以外に行き場がなく、医療・福祉・教育制度の狭間で孤立し、精神的・体力的・経済的・社会的に大きな負担と不安を抱えています。
一方で彼らをサポートする子どもホスピスの数は、まだまだ欧米と比べて不足しており、認知度も低い状況にあります。

子どもたちやご家族、そして彼らに寄り添う方たちがいることを多くの方に知っていただきたい!
一人でも多くの子どもたちの笑顔を増やしていきたい!
そんな気持ちでこれからも「うみとそらのおうち」を応援していきたいと考えています。

■団体概要
 ・団体名 :認定特定非営利法人 横浜こどもホスピスプロジェクト
 ・HP_URL:https://childrenshospice.yokohama/index.html

~代表の田川さんより、お言葉をいただきました~

この度は、J.S.Foundationを通して、「うみとそらのおうち」での宿泊や活動日に関わる部分をご支援いただくことが決まりました。こどもホスピスが初めての家族旅行だという子どもとご家族がいます。病気と闘っている自分たちも楽しんでいいんだと気が付き、大きなお風呂に家族で入ったり、お庭でBBQをしたり、たくさんのことにチャレンジしてくれている子どもとご家族がいます。彼らの「今」に友として寄り添い、笑顔あふれる豊かな時間を共に支えて頂けますことに心より感謝申し上げます。

皆様一人一人のご支援がこどもホスピスの未来、そして子どもたちとご家族の笑顔につながるよう日々取り組んでまいります。皆様からの温かいご支援本当にありがとうございます。

認定NPO法人 横浜こどもホスピスプロジェクト
代表理事 田川 尚登


J.S.Foundation事務局

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