- 2021.04.21 UP
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J.S.Foundationは設立当初から難民支援を行ってまいりました。
2002年にはアフガン難民への支援をUNHCRを通じて行いました。
毛布や石鹸、灯油ランプといった故郷に帰る家族への支援物資です。その際、前代表の佐藤佐江子がふと口にした、
「みんな自分にとって居るべき場所を自由に手にすることができたら良いのにね」。
その思いを前代表の戦友とも呼べる国連UNHCR協会の方とともに、少しばかりですが実現することができました。アフガン帰還民や国内で避難している子どもたちの多くは、社会文化的な障壁によって教育を受けることが制限されています。子どもたちに対して教育の機会を作ることが、彼ら彼女自身、これから自分たちの国を自分たちで作り、また自分たちで生活していくためにもっとも必要だと考え、そのための教育へのアクセスとして、J.S.FoundationはUNHCRを通じて2つの学校の設立を支援いたしました。
支援金額はUSD 239,234.45になります。この支援金は、2020年に開催されたチャリティーコンサートの支援金¥11,665,485に繰越金額を合わせて支援を行いました。
以下、国連UNHCR協会からの報告です。
J.S. Foundationの皆様に、アフガニスタンでのUNHCR学校建設支援についてご相談を始めたのは、2020年1月。海外から新型コロナウィルス感染症のニュースが入り始めた時期でしたが、3月に大きなご支援を英断してくださいました。アフガニスタン国内にもコロナ禍は及び、その対策が最優先されて建設作業が遅れることを心配していました。幸い無事に完成し、開校したとの報告が届きました。校舎の入り口に設置された碑に「J.S. Foundationのロゴ」も入っています。報告書に掲載されている写真を、ぜひ確認してみてください。
佐藤佐江子前代表との出会いは、国連UNHCR協会が設立されて間もない2001年に遡ります。アメリカ同時多発テロ(9.11)後、テロ組織をかくまっていたタリバン政権下のアフガニスタンを米軍が空爆。その後、すでに多くの難民を隣国に出していたアフガニスタンの人々への人道支援が急務となりました。その要請に応えて、J.S. Foundationはいち早く手を差し伸べてくださいました。
あれから20年の月日が流れました。日本の皆様から届いたご支援によって出来上がった学校で学ぶ子どもたち一人ひとりが、平和な社会を築く礎へと成長していくことを願ってやみません。