J.S.FOUNDATION

活動報告

2004.01.22 UP

なんとなく不穏な年明けとなった2004年ですが、皆様お元気の事と思います。
私は大晦日の夜に子供が急に発熱し、年越しを病院の待ち合い室で迎えました。
初詣で引いたおみくじは凶で、前途多難かな?と思いましたが、甘酒を飲んでなんとか心と体を温めました(笑)。

あれよ、あれよという間に「日の丸」をつけた戦車の映像がテレビから流れています。
“変人”がキャッチコピーである小泉さんが日本を変な方向に連れていこうとしているのでは?と私は不安を感じています。
良くも悪くも派遣と決まるのなら、ただただ現地で御苦労されるであろう隊員の方々に、「行ってきます!!」「ただいま!!」と穏やかな日常が一日も早く訪れることを願うのみです。
普段さほど意識しないけど「行ってらっしゃい」「ただいま」といえる日々は、かけがいのない大切なものですね。

12月26日、イランのバム付近で起きた大地震のニュ-ス。
神戸大震災の体験者であるボランティアの大家君からその大変さを聞いたばかりだった私は、大変な衝撃を受け『すぐ何とかしなければ』と思いました。

すぐにAMDAに連絡を取り現地に医療関係者を派遣できないか?と要請しました。
何度か打ち合わせをし、12月29日¥1,000,000-を医薬品の購入費として送らせて頂きました。
皆さんの善意は今まさにイラクのバムにおいて暖かい薬や医療となり活躍してくれていると思います。
出来る事ならば、バクダットに到着している自衛隊の調査団をイランにすぐ飛ばすべきであったと私は今でも思っています。

J.S.Foundationは日常的なものを含め、11月、12月にかけての各地でのファンクラブイベント、”100%FAN FUN FAN”内での募金活動への募金と、沢山の方の温かい御支援を頂きました。
福岡-¥147,236-、大阪-¥110,509-、神戸-¥199,596-、広島-¥209,089-以上7ヶ所において、合計¥1,165,559-の暖かい御支援を頂きました。
この募金全額を戦争の傷跡に苦しむイラクの方達の医療に役立てて欲しいと1月15日にNPO「ピースウインズ・ジャパン」を窓口とし、皆さんの温かい気持ちとともに送らせてい頂きました。

最近、国際貢献とはなんぞや?とさかんに討議されていますが、各自各々が身の丈にあった方法で続けていければ…と、私は思っています。
また、お忙しい中J.S.Fの裏方として御協力してくれた中村さん、山口御夫妻、大家君、奥村さん、田中さん本当に有難うございました。感謝しています。
活動後のコメントとして、浜田さんとFANの方達とJ.S.Foundationの強い絆に感動したと言ってくださりとても嬉しかったです。

話は変わり、AMDAネパール子供病院のビーマル医院長と看護婦さん2名が日本に研修の為おいでになり、東京でお会いする機会がありました。
今までのJ.S.Fの温かな善意に感謝のお言葉を頂くとともに、模範になれるような病院にしますと心強い決意をお話しされていました。

それでは寒い日が続きますので、くれぐれもお体御自愛下さい。
今後とも、どうぞ宜しくお願い致します。

J.S.Foundation.代表 佐藤佐江子

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