J.S.FOUNDATION

活動報告

2019.05.16 UP

1/16、17に行われたSHOGO HAMADA J.S.Foundation人道支援プロジェクト サポートの為のチャリティーコンサート“Journey of a Songwriter”since 1975 Welcome back to The 70’s 『君が人生の時~Time of Your Life』。
その支援金¥33,937,160が5月8日J.S.Foundationに託されました。
今回の支援金は、ジャパンハート カンボジアこども医療センター医療機器購入費ほか、国内外の人道支援プロジェクトの支援金として拠出させていただきます。
コンサートにいらした皆さま、浜田さんはじめこのコンサートにご協力してくださったすべての関係者の方々に心からお礼を申し上げます。
ありがとうございます。
皆さまの善意を無駄にすることなく、人道支援に使わせていただきます。

少しでも早くカンボジアへ医療機器を届けたいと考え、支援金をお預かりする前にJ.S.Foundation預金から医療機器購入費用を拠出しております。
海外からカンボジアへの医療機器輸入は厳しい制約があり、発注済みの機器すべてが、こども医療センターに届いてはいませんが、到着した機器から順次現地での手術ミッションに使用されています(機器詳細は寄付医療機器一覧参照)。

寄付医療機器一覧(到着に関しては5月4日現在)

No. 医療機器名 台数 到着
1 ポータブルX線装置 1 未着 正しい位置に中心静脈カテーテルが挿入されているか術後無気肺等の合併症がないかを確認するために本機器を使用。
2 血液生化学検査機械 1 未着 血液を検査(例:電解質)できる機材で、術式患者の異常の出やすい項目をモニターしながら点滴などの治療をすることができる。
3 人工呼吸器 2 到着済 腹部の固形がんの手術は、これまで当院で行われてきた手術と比較し大手術であり、出血量も多くなるため、患者の術後の呼吸循環状態が不安定となり、術後、人工呼吸器からの離脱ができず、人工呼吸管理を含む集中治療を要する可能性がある。特に1歳未満の乳児の場合この可能性が高い。
4 患者モニター
(CVCカテーテルなどの消耗品含)
3 到着済 患者の術後管理のために必要な、心電図、血圧、SpO2、呼吸回数のほか、動脈ライン、中心静脈ライン、EtCO2、体温がモニターできるチャネルがついた患者モニター。
5 高品質ボックスオートクレーブ 1 到着済 小児外科手術用の細かい外科手術器具を確実に滅菌するための品質の良い小型高圧蒸気滅菌器。現地で手に入るオートクレーブでは、機器が痛むと医師から指摘されている。
6 CUSA
(超音波吸引装置)
1 未着 肝臓の手術の際、肝臓の粉砕に使用する超音波吸引装置。
血管を切らずに細胞だけを吸入できるので、出血のリスクが低くなる。
7 LIgasure
(電気メスユニット・付属品)
1 到着済 脈管シーリングシステムと呼ばれる止血用電気メスで、血管をシールし止血や切断できる装置。 安全な止血、手術時間の短縮が可能となる。
8 シリンジポンプ 7 到着済 腹部固形がんの手術は出血も多くなることから、動脈カテーテルや中心静脈カテーテルを使用するが、そのカテーテルにシリンジポンプを接続する必要がある。
9 吸引機 2 到着済 術後の管理に使う機器。痰の排出が困難な患者のために使用し、呼吸しやすくすることができる。

また、フォトグラファー内藤順司さんの撮影取材に同行し、
J.S.Foundation事務局メンバーがカンボジアこども医療センターを訪問いたしました。
現地の状況につきましては、後日この場で報告させていただきます。

J.S.Foundation事務局

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