J.S.FOUNDATION

活動報告

2017.07.07 UP

九州地方で発生した豪雨災害の被災者の方々に心よりお見舞い申し上げます。
自然の力の前に、どうにもならない現実に、ただただ悲しい思いでいっぱいです。
災害が起こるたび、TV画面を見続け心配することしか出来ない自分の無力さを痛感します。
一刻でも早く被災された方々に日常が戻られますことをお祈り申し上げます。
また被災地に入り、援助活動に励む関係団体の隊員の皆さまに感謝いたします。

4月18、19日に開催しました「“Journey of a Songwriter” since 1976 国連 UNHCR難民支援プロジェクト」の支援金のご報告が遅くなっていて申し訳ございません。
支援先については、今年のはじめから何度も何度打合わせを重ね、またUNHCR本部とも掛け合い、2つのプロジェクトに支援することに決定いたしました。金額などの詳細はまた改めてご報告させていただきます。
いずれのプロジェクトも本当に今必要なことであり、特に出生登録支援事業については長年、代表の佐藤がアジア各地を見てきて、実現したいことの1つでしたので、今回そのプロジェクトのお手伝いが出来ることになり、良かったと思っております。
皆さまのご理解をいただけたらと思います。


1、グローバル・シェルター・キャンペーン
UNHCRが世界各地で行っている援助活動に共通していることが1つあります。それは「シェルター」の必要性です。
避難先を求めて故郷を追われた人に身を守る屋根を提供し、厳しい気候やさらなる暴力から保護する必要性は、何よりも優先すべきことです。
UNHCRのグローバル・キャンペーン「Nobody Left Outside」は、避難先を必要とするすべての人に、安全かつ適切なシェルターを確保することを目指します。
ご支援は、タンザニア、レバノン、チャド、ギリシャ、ヨルダン、グアテマラ、メキシコ、イラク、ルワンダ、ケニア、ニジェール、ウクライナの12か国で暮らす家族を含む、シェルターを必要とする難民の命を守るために役立てられます。
【ご参考】家族用テント1張り約6万円


2、アジア地域での出生登録支援事業
出生登録が行われていない子どもは、必要な医療を受けることができず、パスポートも持てず、国籍もなく、学齢期になっても、学校に通うことができません。
必要な保護を受けられず、児童労働や児童売買といった、虐待や搾取の対象となりやすくなります。
また、自己を証明する書類なしには、銀行口座も開けず、契約が生じる売買もできず、仕事を得ることも、合法的に結婚することも、試験を受けることすらできません。
多くの場合、自国に「存在する」という権利すら与えられないのです。
UNHCRは、子どもたちの生涯にわたって重要な意味を持つ出生登録は、世界が取り組むべき最優先事項であると考え、タイ、バングラデシュ、マレーシア、パキスタン、フィリピンで、難民や無国籍者など、出生登録が行われていない子どもたちの現状を把握し、適切に登録されるように、移動式法律相談など啓発活動や、政府と協働して出生登録の手続きを進める支援を行っています。
【ご参考】2017年予算:タイ2万1862ドル、パキスタン:57万6051ドル、バングラデシュ:1万8372ドル


また、6月28日に「ロシナンテスが行うスーダン共和国ハルツーム州東ナイル地区ワッド・アブサーレ地域での巡回診療プロジェクト費用として」、特定非営利活動法人ロシナンテスに¥2,023,200振込させていただいております。
3年プロジェクトの最終年になります。

J.S.Foundation事務局

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