J.S.FOUNDATION

活動報告

2016.09.08 UP

こんにちは。

ここ数年、地球環境の深刻なダメージを身近に感じる自然災害が多発しています。
その地域の1年分の降雨量が1日で記録された、などの記事が新聞誌上に連日報道されるにつけ、そんなに先でない将来が心配になります。
宇宙ステーションから写された青い地球。美しい地球の環境が1日も長く続きますように。

さて、ジャパンハートの吉岡秀人先生とルンタプロジェクトの中原一博代表から、J.S.Foundationを支援してくださっている皆さまにお手紙が届きました。
このお手紙を読むと、皆さまの温かいお気持ちがアジアの子どもたちを支えています。
アジアの子どもたちに代わり、お礼を申し上げます。

J.S.Foundation代表 佐藤佐江子

 子どもの頃から、親や教師を含む大人たちの口から、あるいは多くの書物や新聞やテレビからも「人間やれば何でもできる!」と教えられてきたにもかかわらず、すぐに自分に嘘をつき、言い訳をあらん限りふりしぼり、自己弁護を始める。
我が子の前では絶対に醜態は晒さない、恥ずかしいことはしないと大口を叩いていたにもかかわらず、すぐに自分の限界を感じて逃げ出そうとする。
しかしながらこんな弱い人間が力を集めたときに時として、何かの結果を残せることもある。

無数に存在する多くの人間の中からある人に惹かれたり、無数に存在する多くの歌の中からある歌に惹かれたりするのはそこに自分の感性や魂の共鳴が存在するからだ。
その共鳴は同じリズムを刻むたびに少しづつ大きく大きくなっていく。
アーティスト 浜田省吾のコンサートで集められた募金には、その場で彼の歌からきっとエネルギーが飛び火している。
彼の歌と共に感性や魂を共鳴させた多くの人々のその波動がきっと乗り移っている。
その浄化されたお金が途上国で人々を救っていく。
だからこそ本当に救っていけるのだろう。

JSファウンデーションの佐藤代表は昨年大病を患い九死に一生を得た。
神様がきっともっと神のために働けとあちらの世界になかなか連れて行ってくれないようだ。
彼女はその浄化されたお金を神様から任された人間だから妥協は許さない。
神様と浜田省吾とそしてそれに共鳴する多くの人々とたまたま不遇にある途上国の人々の間にある大目付なのかもしれない。

ジャパンハートはカンボジアに子どもたちを助けたいとまた力及ばぬことを始めてしまった。
自分の外に見える病気の子どもたちの姿は自分をいくら誤魔化しても消えてくれはしない。
2016年、子どもたちを助けたいと建てた病院はようやく動き始めた。
浜田省吾とその魂の共鳴者たちの浄財は、JSファウンデーションの佐藤代表に見守られながら今実際に多くの人々の命を救っている。

こういうお金はとても重たいと感じるけれど使う価値は高い。

吉岡 秀人
ジャパンハート代表_/小児外科医

浜田省吾氏及びJ.S.Foundation へ感謝を込めて

中学、高校の同級生であり、親友と自分で勝手に思ってる浜田くんは、これまでに3度、私の頼みを受け入れチャリティーコンサートを開いてくれている。
1990年広島県呉市でのコンサートにより、チベット難民の子供たちのための寮を建設し、1998年広島市でのコンサートにより、チベットの良心の囚人たちのための施設を建設することができた。
そして、今年1月7日と8日の両日には、東京国際フォーラムで「ネパール災害復興支援&人道支援プロジェクトサポートの為のチャリティーコンサート」を開いてくれた。

この時の支援金は、私が代表であるNPO法人ルンタプロジェクトだけではなく他のグループにも配られたはずである。
ルンタプロジェクトは今回頂いた支援金により、ネパールの被災地女性自立支援事業及び人身売買被害者救済事業に充てることとし、すでに事業は進みつつある。

ネパールでは毎年1万人以上の幼い少女たちが人身売買の犠牲となっている。
震災後その数が急増している。貧しさ故に親が娘を売るというケースもある。
売られる値段は数万円から数十万円である。
その他、睡眠薬などを嗅がされさらわれるケースなどもあるが、多くは「いい仕事があるぞ。いい生活ができるぞ」という甘い言葉に誘われ騙されて国外に連れ出されるのである。
そして、行き着く先の90%はインドの場末の娼婦街である。
一度そこに連れて行かれれば、逃げることは難しい。
性奴隷として10年以上も働かされ、その半数近くがエイズに感染し、その後、物のように捨てられる。
そのような女性の寿命は40歳を超えることが難しい。悲惨な状況である。

ルンタプロジェクトは浜田くんから頂いたお金で、まずインドの娼婦街からそのような女性を救出すること、そして救出された女性たちにリハビリと職業訓練を行うことを始めた。
今後、助けられた女性のうちエイズ患者を中心にした支援も行おうと思っている。
事業は始まったばかりだが、私は彼女たちと接し、インタビューなどをして詳しく辛い過去の話を聞くにつけ、ますます本気で彼女たちを助けたいと思い始めている。

浜田くんがコンサートにより皆さんから集めてくれたお金は、決して少しも無駄にせず、もっとも効果的な方法で、智慧を使い、もっとも助けが必要な人たちのために使うことを約束する。

ルンタプロジェクト代表 中原一博

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