J.S.FOUNDATION

活動報告

2016.07.28 UP

暑い日が続いております。
素敵な日傘を差している方を見かけると、「夏も良いかもしれない」などと思ったりしている今日この頃。
街は「東京都知事選挙」で、なにかワサワサ落ち着きがない。私の大切な一票、誰に託せばいいのか?

生きていくのがやっとの人たちの為に、日本人が日本人の支援を受け、ネパールのブトアールに病院を建設いたしました。
岡山に本拠地を置くNGO団体AMDAでした。1999年J.S.Foundationは、UNHCRネパールの紹介でこの病院の産婦人科の設置に協力させていただきました。
J.S.Foundationを支援してくださる、皆さまの温かいお気持ちで集まったお金でした。
開院以降、病院に行く費用もない家族には、このAMDAの病院は希望でした。
私自身も何度か現地に伺い、たくさんの子どもたちのいのちが無事に誕生する瞬間に立ち会うことができました。
もちろん、懸命の努力にもかかわらず、いのちがこぼれてしまった瞬間もありました。

ジャパンハートが今回、プノンペン近郊のウドン県に病院を建設し、カンボジアの人たちに医療を提供し、医療者の医療水準の向上のための支援プロジェクトをスタートするとの連絡を受け、是非このプロジェクトに参加したいと手を上げました。
産婦人科で使用する器具類の購入の支援をさせて頂きました。
これも皆さまから寄せられた温かなご支援のおかげと、馬車馬のように発展途上国で医療支援活動を続ける吉岡先生軍団のおかげです。本当に感謝しております。

この病院が5月に開院したとの報告を受け、さっそく寄付した器具類の確認と病院の雰囲気を見てきました。
カンボジアの人たちに、大いに貢献してくれそうな期待感を持ちました。
普段は病院にいても何の役にも立たない私ですが、今回は役に立てました(?)
「手術の合間はハエ退治」と吉岡先生が真面目な顔でつぶやく。
それを耳にし、「そういえば東日本の被災地に行った時、凄い数のペットボトルが軒先に吊るされていたな」と思い出し、早速、簡易ハエ取り器の作成を始める。成果は上々。
役に立てたと思います。
このハエ取りの方法は、気仙沼の主婦が考えついた方法らしく、そういえば東日本の被災地も被災直後のハエと蚊の発生は大変な状況だったことを思い出しました。

J.S.Foundation代表 佐藤佐江子

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