- 2001.02.05 UP
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J.S.Foundationは、皆様と共にもうすぐ3年目の春を迎えようとしています。
今までの活動を通して、見知らぬ国の、見知らぬ誰かが、ひとときでも心が暖たまったなら、とても嬉しい事です。新しい年を迎えて活動できる事に喜びを感じながらも、すでに活動しなければならない災害が起きた事に心を傷めています。
1月13日にエルサルバドルで起きた大地震に対し、AMDAは緊急医療チームの派遣を決め、同日夜に連絡を受けました。
J.S.基金は、必要な資金の内、医薬品購入資金として1月16日、70万円を寄付致しました。
また、1月26日にインド西部を襲った大地震では、直後の情報で死者が1万人を超えると伝えられ、その後も犠牲者の数は増え続けています。
この災害へも、AMDAは医療チームの派遣を決め、J.S.基金は、医薬品類購入資金として1月31日、100万円を寄付致しました。
ブラウン管を通して伝えられる現地の惨状は、とても現実としてはとらえにくく、現地へ赴くAMDAのスタッフに気持ちを託す事で安心している私がいるのも事実です。
本当なら、自分が飛んでいって、瓦礫の一つでも拾えればと想いますが、実は、想っただけでは人は助からないのです。
本当に現地へ赴くスタッフの方々には感謝の気持ちでいっぱいです。
また、この国の誰かが、これら悲しみでいっぱいな場所で、少しでも多く、勇気を与えている事を願って止みません。1月25日、ネパール子供病院で行われているパイッロット事業支援の第2回目の寄付(40万円)を致しましたので、報告致します。
J.S.基金設立当初より支援してきたネパール子供病院の件で、去る平成12年1月下旬、支援方法を相談した所、ご担当の鈴木さんより「ネパールで、健康保険の様なシステムをつくりたい」と提案を受けました。
熱意あるお話に私達も賛同し、このプロジェクトをサポートする事に決めました。
今はまだ手探り状態のプロジェクトです。現地からの報告をまって、後日この場でお知らせしていきます。また、J.S.基金では、J.S.基金独自でできる何かが見つけられるかな、と模索しています。
私達が何かを信じて活動や支援をしていく事は、毎日の積み重ねであると考えます。
世界中の人達の笑顔が、少しでも長くつづきますように。