J.S.FOUNDATION

活動報告

1999.06.18 UP

J.S.Foundationも、みなさんの暖かいご支援のもと3ヶ月を迎えようとしています。
その中で、ネパール子供病院と、コソボ紛争での被災者キャンプで活動するAMDA(アジア医師連絡協議会)への緊急支援として初めて協力することが出来ました。
すべてを手探りで進んできた私には、起き上がってきた事柄に「どう対処すればよいか」だけに終始した3ヶ月でした。
その中でも一番対応に苦慮したのは、「緊急支援」という言葉に対する解釈についてでした。
こんなことがありました。
今なお続くコソボ紛争により、難民と呼ばれる被災者が数多く隣国へと避難をし、避難所であるキャンプ地での生活を余儀なくされています。J.S.Foundationでは、緊急支援として「緊急用救済活動基金」より225,000円を4月12日寄付致しました。
被災者の事を考えるとわずかな金額だと思いましたが、100キログラムもの医薬品が購入できたとAMDAより報告を受けた時には、とても嬉しく思いました。
しかしその後、新たにアルバニア政府からの支援要望が、AMDAを通じてありました。
それは、これから迎える夏に対しての一番の問題として、食中毒、赤痢などの水の汚染が問題となっており、その予防の為の浄水器の設置に協力して欲しい、というものでした。
私は、これに応えたい気持ちと、先に使用目的を決めた「緊急用救済活動基金」の取り扱い規約との狭間で揺れ動かされました。
結果としては寄付を見送りました。見送らざるを得なかったといった方が的確でしょうか。
今度の事を通じて、緊急支援を行った地域に対しての支援が続けて行えるような環境を作り上げる事が早急に必要だと実感しました。
J.S.Foundationは、立ち上がりから見ると、やっと最初の一歩を踏み出したばかりです。
まだまだ、やりたいことはたくさんありますし、また出来ると信じています。手探りでしか進めませんが、手探りにもきっとよいところがあるはずです。
みなさんからいただいた支援金を、声援を、想いを、すべて現地へ届けられるようなJ.S.Foundationに育てていきたいと思います。
そして、この活動を通してみなさんとこの想いを分かちあえればと感じます。

※今後3ヶ月に一度、ホームページにおいて活動の報告をさせていただきます。
※7/24(北海道)・8/7(広島)・8/14(東京)の浜田さんの野外コンサート会場のどこかにJ.S.Foundationのコーナーが設置されます。
お気軽にのぞいてみて下さい。

J.S.Foundation.代表 佐藤佐江子

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