J.S.FOUNDATION

活動報告

'17.03.21 UPDATE
今日の東京は暖かな穏やかな日です。
目の前の大きな壺には、種類の異なる桜の幹が見事に花を咲かせています。
こんな雰囲気の桜を見たことがあるなと、記憶が蘇りました。
2012年3月、有楽町のルミネ前に飾られていた全国47都道府県から集められた桜の花、
プロジェクト名「桜を見上げよう。」
東日本大震災の被災者を元気づけようと企画されたものでした。
桜の花も美しかったのですが、
自ら全国を駆け巡って集め、開花時期が違う桜に日夜寝る暇も惜しんで関わり、
このプロジェクトを成功させた関係者の姿に本当のボランティアの姿を見たようで、
その行動力は勉強になりました。

今日は3月17日です。
「SHOGO HAMADA ON THE ROAD 2016 SPECIAL J.S.Foundation人道支援プロジェクト
サポートの為のチャリティーコンサート」の支援金。
17,960,518円がJ.S.Foundationに託されました。
広島でのコンサート会場でも、沢山の方に激励を受け、
J.S.Foundation代表の責務の重さを改めて実感いたしました。
皆さまの善意を無駄にすることなく、人道支援に使わせていただきます。
そして、困難な環境にある人たちに代わり、
浜田さんはじめこのコンサートにご協力してくださった関係者にお礼を申し上げます。
有難うございました。
'17.02.28 UPDATE
こんにちは。
HPの更新が滞っていてすみませんでした。

梅の花が咲き、菜の花が咲き、桜の花が咲こうとするこの季節ですが、
咲く花は毎年同じに見えても、
世界は想像以上に歪んで混沌とした重苦しい空気に覆われているような気が私には思えます。

最近のJS事務局にはNPO、NGOの関係者がお見えになります。
それぞれの方たちの人道支援活動への熱意に圧倒されたり、レクチャーされたりしているのですが、
自分なりに勉強しなければと考えています。
その中で特に日本の子どもの貧困問題は衝撃的でした。
6人に1人の割合で子どもたちの生活が窮しているのだそうです。
そんな環境の子どもたちに『タダゼミ』という高校生向けの
学習支援のプログラム活動をしているNPO法人「キッズドア」関係者の資料は、
俄かには信じられないほどの苦しいデータでした。
J.S.Foundationも「子ども食堂」や高校生を対象にした塾「寺子屋」などの現場に伺い、
現実を学びたいと考えています。

ルンタプロジェクト代表の中原さんが、
ネパールの人身売買被害者の救出プロジェクトの活動報告に立ち寄ってくれました。
このプロジェクトはとても困難な活動なのですが、
「Shakti Milan Samaj」という団体と協力体制を組み、
一歩一歩確実な成果を残していってくれると信じています。

カンボジアに昨年設立した「ジャパンハート医療センター」からの報告書が届きました。
順調に乳幼児の医療支援が進んでいて嬉しい限りです。

佐藤 佐江子様

ご無沙汰しております。いかがお過ごしでしょうか?
日本はまだまだ冬真っ盛りでとても寒いことと思いますが、こちらは少し涼しい期間を抜けて、
徐々に1年で最も暑くなる4月に向けて日差しも強くなってきたように感じています。
ただ、体が南国に慣れてしまったのか、気持ちのよい日だねと妻と話していた昨日は34度もありました。

さて、こちらはたまにスタッフがお腹を壊したりしていますが、概ね元気に過ごしております。
だいぶ病院内でのスタッフの動線も定まり、業務に無駄な動きが無くなってきました。
昨年の秋頃からは若いカンボジア人医師も雇い入れ、彼らのトレーニングも並行して行っています。

開院してからこれまで延べ7000人以上の患者さんを受け入れて参りました。
今年に入ってから既に800人近い患者さんが受診されましたが、
その中には重症の妊娠高血圧腎症で子癇発作(痙攣)を起こし、
緊急帝王切開で母児を救命した患者さんがいたり、
悪性リンパ腫というリンパ節の癌で肺も潰れて危なかった1歳半の子どもの治療支援を始めたり、
5歳の腎臓がん(Wilms 腫瘍)を患った女の子を日本に連れて行く準備を始めたりと盛りだくさんで、
その他にもたくさんの重症患者さんがこの病院を頼ってくださるようになってきました。

昨日も分娩中に赤ちゃんが出てこられなくなってしまった患者さんに対して吸引分娩を行い、
赤ちゃんを元気なままで出産することができ、お母さんに会わせられたところです。
J.S. Foundation様をはじめとして多くの方に支えていただいているおかげで、
開院以来幸い目立った医療事故なども無く患者さん達に医療を提供できております。

ところで以前のジャパンハートの活動と違って、やっぱり生まれたての赤ちゃんが病棟にいるのは良いですね。
赤ちゃんがいるのといないので明らかに患者さんやスタッフの雰囲気や明るさが変わります。
ただその一方で、周産期を取り扱うことで子宮内で赤ちゃんが死んでしまっている患者さんの相談も受けるので
そういう時の処置を幸せそうなお母さんもいる病院で行わなければいけないのが少しジレンマでしょうか。

いくつか写真を添付させていただきますのでよろしければご覧ください。
年度末にはカンボジアチームとして作成した正式な報告書を
長谷川か古郡が持参して改めて伺わせていただく予定です。

石田 健太郎 医師
Kentaro Ishida MD, DTM&H, FJSOG
NPO Japan Heart, Staff Physician


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