- 2012.10.12 UP
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10月4日「絵本プロジェクト」は福島県いわき市に行ってきました。
今回も本当に喜んで頂き、こども達が自分のお気に入りの絵本を探し出し、ニコニコ顔。
この笑顔が仙台から車で約2時間半かかる道のりも気にならなくさせてくれる。
昨年の4月16日の静岡エコパアリーナでの絵本の呼びかけからスタートした「絵本プロジェクト」が10月4日をもってお預かりした絵本がなくなりましたのでひとまずお休みいたします。
有り難うございました。
皆さまからJ.S.Foundationに寄せられた絵本は約8000冊にもなりました。
そして私たちが絵本を届けるため訪れた保育所、幼稚園、仮設住宅、仮設病院は、北は岩手県宮古市から南は福島県いわき市までの168カ所になりました。
1年半の被災地訪問はなかなか苦労が多く、思う様にいかないことも多々ありましたが、何とか皆さまとの約束が果たせてホッとしております。
今、私が思うのは、9月に伺った福島県広野町の保育所と幼稚園のことです。
震災前は80人ぐらいの園児が元気な声を出して遊んでいた風景が突如一変。今は3名でした。
これからこの国はどうなるのだろう?と辛い気持ちになる時もありますが、「絵本プロジェクト」を通じて人の優しさやこども達の逞しさを肌に感じ、希望が持てました。
本当に感謝いたします。これからも自分達でできる範囲で被災地の役に立てたなら幸せです。J.S.Foundation代表 佐藤 佐江子