J.S.FOUNDATION

活動報告

2011.09.09 UP

台風12号による豪雨で大きな被害を被られた皆様にお見舞いを申し上げます。

テレビから流れる映像は、東日本大震災の被災地と区別がつかない有様。
濁流に呑まれた家屋や橋桁、泥流のなか孤立する町や村…

関係省庁が力を合わせ、一刻も早く行方が掴めない人の捜索、そして食料や生活必需品の手配に全力を注いで欲しいと願っています。
災害現場は経験を重ねたプロに頑張ってもらうしか方法がありません。

J.S.Foundation事務局は浜田さんのコンサートのお休み期間を利用して絵本プロジェクトの活動をしておりました。
8月26日は岩熊さんが再び助っ人として参加してくれ本当に助かり、そして愉しかったです。
皆様からお預かりした絵本や募金は少しずつですが、確実な方法で被災地のこどもに届けられ喜ばれています。
また幾度となく訪れるうちに、「園児たちが安心して飲める飲料水が不足して困っています。支援をしてくれないか?」と、相馬市のみなと保育園、相馬保育園、梁川中央保育園から相談があり支援することを決めました。
2Lボトル×500本。これが園児70人で1か月分消費する量となります。
3つの保育園で9月から実行しました。
その経費は9月分150,000円(500本×お水2L¥100×3保育園)となり募金からつかわせていただきました。
事務局としては12月まではお水の寄付を行いたいと考えております。

また、皆様から絵本の件でたくさんのメールをいただいておりますが、現時点ではコンサート会場で集める計画はございません。
理由としましては、現在でも仙台のベースキャンプにかなりの量ストックされているのと、被災地では小屋1つ建てるのも県から許可がなかなかおりず、図書館の着手が大幅に遅れているために本の保管場所が確保できないからです。本当にすみません。

今年は夏休みがとれず少々疲れ気味の私ですが、絵本を届けた先のこどもたちの笑顔を見ると気持ちが癒され、幸せになります。
先日は、園庭から保育園のプレイルームをのぞいていると、大きな窓の下のほうに小さな手のひらがヒラヒラ揺れていました。
誰だろうと良く見ると、女の子が背伸びして私たちに手を振ってくれていました。
1歳くらいの女の子で窓に顔が届かないのに年長さんの真似をして、一生懸命手を振ってくれている。
とにかくこどもたちの仕草がたまらなく可愛いのだ。
その仕草を見たい気持ちが被災地へ足を運ばせる。

J.S.Foundation代表 佐藤 佐江子

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