J.S.FOUNDATION

活動報告

2011.05.16 UP

こんにちは。

この週末、私は仙台市若林区に行ってきました。

以前にも報告しましたがJ.S.Foundationの「移動図書館」がジョイントするHeartquake Projectの各部門の関係者が集まり、自分達のやりたいこと、運営方法の確認作業をするためです。

震災以来、初めて新幹線で移動したのですが仙台駅に大きく掲げられていた垂れ幕には、これまで目にした「がんばれ東日本!」とは違うものを感じました。
上手に表現できないのですが、すごい重みがあり一緒にいた我々グループも「私たちも一緒にがんばるよー」と思わずその垂れ幕に話しかけていました。

駅前にはボランティアに駆けつけたらしきグループが何組かいました。

駅から車に乗り、20分ぐらいするともうそこは津波の惨状が残されたままの若林区です。

この農家と農園を借りうけ復興支援前線基地をつくります。
半壊した母屋を直し、仮設を建て、農園をみんなできれいにして・・・・・
11のプロジェクトが最終的に集まり災害地のフロントのユートピアを作りたい。

この、農家の方の話を聞いたあとHeartquake Projectのリーダーである古くからの友人の黒崎さんの号令のもと、早速おのおの力仕事。
当然私は力仕事は免除されるとおもいきや「佐江子ちゃんはこれね」とスコップを渡され床下に流れ込んだ泥流の除去作業。
少しやっていると、そこに東北大学の学生2人が登場してくれタイミングよくバトンタッチ。
それを見ていた黒崎さん「じゃ~次は壊れたビニールハウスの撤去に廻って」
開いた口がふさがらずわなわなわなでしたが、とりあえず頑張りました(?)

昼食に皆で吉野屋の牛丼。牛丼初体験の私は力仕事でお腹がすいていたせいもあるけどあんなにおいしい昼食は初めてでした。
食べながら本来の自分になり「東北大学の学生なんだから、ああやって、こうやって大学生を纏めてこういう被災地の瓦礫撤去のチームを作らなければ・・・・・」とさっそくレクチャー。

彼たちが瓦礫の撤去に力をかしてくれたらほんとうに助かるのだけど。

この付近で人に会うことはありませんでした。
みんな避難所や借りた家に住んでいるとのことでした。

1日も早く人が集える場所ができるようにみんなで力を合わせたいと考えています。

5月末にはみなさまからお預かりした絵本を、この農家の壊れてしまった野菜保存庫に搬送すると共に、石巻で図書館に協力してくださる方達にも会う計画を立てています。
早くご報告が出来るよう調整を進めたいと思います。

帰る時JRもなかなか粋なことをしていました。
仙台発の「やまびこ」はボランティアに入った人は半額なのです。
若い人には本当に助かる事でしょう。

J.S.Foundation代表 佐藤 佐江子

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