- 2011.01.17 UP
-
2011年。
今年は明るいニュ-スで幕開けになりました。
「タイガーマスク」からのプレゼントがたくさんの児童養護施設に次々に届けられています。
困ったときはお互い様の心が、このニュ-スを聞く私たちの心にもホワ~ンと幸せを届けてくれるようです。日本の政治が停滞し、先行きがサッパリしない今日このごろ。
政治家が何をしなければいけないのか……
政治はその国で生活する人々の為にあるのだと、もう一度しっかり認識をしてもらい、国民が安心して過ごせる国にして欲しいと願っています。
そのために私たちは不平も言わず税金を払っているのですから。私たちJ.S. Foundationのスタッフは、年末の休みを利用して、2カ所の孤児たちの生活施設を訪れました。
タイのチェンマイにある名取美和さんが運営している「ban rom sai(バーンロムサイ)」とミャンマーのヤンゴンに昨年11月にできたばかりのジャパンハートが運営する「Dream Train(ドリームトレイン)」です。
今回はドリームトレインの報告をします。今回、ドリームトレインに行ったのは私の強い気持ちからでした。
昨年にミャンマーにある「ジャパンハート」のザガイン・ワッチェ慈善病院に伺った時に、このドリームトレインの計画があることを知りました。
ミャンマー東部に位置するシャン州は、以前から「ゴールデントライアングル」と呼ばれるケシの産地で、ケシ栽培しか生活する手段がない絶対的貧困にある地域です。
その貧困のため、闇の人身売買をビジネスにするグループに親は騙され、僅かなお金で子どもを手放し、親が知らないうちに売春をさせられてしまう少年少女の被害が多発しています。
「放っておけばそんな被害に遭いそうな子どもたちを救済したい」と、吉岡医師から話を聞き、私の心のなかにある気分の悪い記憶がよみがえりました。–30余年前、私はバンコクで開催されるフランスのデザイナーのファッションショーに同行し、打ち上げパーティーのクラブで信じられない光景を目の当たりにしたことがあります。
どうみても10歳未満の男の子、女の子がクラブの入口に立たされ売春目的の客をむかえていたのです。
当時の私は2歳になる子どもの母親でしたので気分が悪くなり、どうしてこんなことが商売として成り立つのかと唖然とするのみで…、見過ごしただけでした。
今は皆さまの温かいご支援と吉岡先生を含む「ジャパンハート」のスタッフの努力に甘え、1人でも多くの子どもたちをあのような環境に沈めることのないよう支援をしたいと心底考えています。最後になりますが、いつもいつも御支援、温かい励まし感謝致します。
今年もどうぞよろしくお願い致します。J.S. Foundation代表 佐藤 佐江子