- 2025.04.21 UP
-
パレスチナのガザ地区では、停戦協議に進展が見られない中攻撃が続いており、幼い子どもの命が失われるなど市民の犠牲が増え続けています。
停戦の延長に向けた協議が行き詰まり3月中旬からガザ地区への攻撃が再開されている状況で、戦闘が激化して以降死者は5万人以上に上るとのこと。
この状況を受け、昨年夏のピースウィンズ・ジャパンへの支援に続きJ.S.Foundationはガザ地区に居住する人びとへの食料支援として国連WFP協会へ300万円を託しました。
国連WFP協会からコメントを頂戴しましたのでご紹介させていただきます。
少しでも早く永続的な停戦が実現し、命が救われることを願ってやみません。J.S.Foundation事務局
J.S.Foundation にご参加・ご支援いただいている皆さま皆さま、こんにちは。
このたびはパレスチナ・ガザ地区に居住する人びとへの食料支援にご協力いただき誠にありがとうございます。国連WFP協会を通じて、国連世界食糧計画(WFP)のパレスチナでの食料支援にご支援を活用しました。
WFPは飢餓のない世界を目指して活動する国連唯一の食料支援機関です。世界120以上の国と地域に拠点を持ち、年間1億人以上に支援をしています。2020年にはノーベル平和賞を受賞しました。
国連WFP協会はWFPの日本における民間の個人や企業からの公式支援窓口で、募金活動、企業・団体との連携や広報活動を行っています。2024年には外務大臣表彰を受賞しました。
今回皆さまにご支援いただきました、パレスチナへの食料支援ですが深刻な状況が続いています。WFPは、2023年10月以降、ガザ地区とヨルダン川西岸地区の人びとに緊急食料支援と現金支援を届けてきました。しかし、人道状況は依然として不安定で、全人口に占める深刻なレベルの食料不安に直面している人びとの割合は90%以上で、200万人以上が家を失い、収入がない状態で、完全に食料支援に依存しています。1月19日(日)に待望の停戦が発効したことを受け、WFP 国連世界食糧計画の車両が北部 と南部からガザ地区に入りました。この停戦により、大規模な食料支援の搬入が可能となり、 戦争で荒廃したガザ地区を飢餓の危機から救う第一歩が踏み出されました。
しかし、3月27日の時点で、ガザでWFPの備蓄食料が底をつき始めています。ガザでの軍事活動の拡大により、支援活動が妨げられ、人道支援従事者の命が深刻な危険にさらされています。
皆さまがご関心をお寄せいただくこと、またご支援をいただくことは、パレスチナで飢えに苦しむ人びとの希望となります。皆さまのご支援に心より感謝申し上げます。今後とも、皆さまの継続的なご支援、ご協力を何卒よろしくお願い申し上げます。国連WFP協会事務局より