J.S.FOUNDATION

活動報告

2021.09.30 UP

8月15日にタリバンが突如として権力を掌握して以来、アフガニスタンの治安状況は一段と悪化しています。
それに伴い、多くの避難民がさらなる避難を強いられ、困難な状況に直面しています。
そこでJ.S.Foundationは国連UNHCR協会を通して、緊急人道支援として1,000,000円を皆さんの温かいお気持ちとともに託しました。
これらの支援金は、緊急用シェルターや、毛布、就寝用マット、調理用器具などの生活用品の提供に使われます。

また、4月21日にアップさせていただいております、J.S.Foundationが支援して設立された避難民のための学校についての情報が届きましたのでこちらでご報告させていただきます。
日々状況が変化していますが、引き続き連絡を取り合って皆さんに都度ご報告が出来ればと思っております。

J.S.Foundation事務局

J.S.Foundationの皆さま

このたびは、アフガニスタン緊急支援にご協力いただき、どうもありがとうございました。
UNHCRは8月15日にタリバンがカブールを制圧して以降もアフガニスタンに留まり、活動を続けています。詳しくは下記リンク先をご参照くださいませ。
https://www.japanforunhcr.org/lp/afghanistan
UNHCRアフガニスタン・森山毅職員からの緊急メッセージもご覧いただければ幸いです。
9月12~15日には、フィリッポ・グランディ国連難民高等弁務官が、タリバン政権になって初めて、アフガニスタンを訪問しました。
人々の命を守るための救援活動に尽力する一方で、UNHCRは帰還民や国内避難民が多い地域のコミュニティを支えるために従来から実施している活動も継続しています。
昨年J.S.Foundationから頂いたご支援で実現した小学校建設もそのひとつです。
過日、J.S.Foundationの皆様がアフガニスタンの人々のことを心配していると私どもから伝えたところ、UNHCRアフガニスタン事務所より、UNHCR本部経由で、2021年9月18日にメッセージが届きましたので、ご紹介させていただきます。

「温かい言葉をありがとうございます。同僚にも伝えました。
厳しい活動状況ですが、UNHCRは人々の命を守る活動を続けています。
J.S.Foundationからのご支援で建設された2校について確認したところ、両校ともに、今も運営されています。
現在の状況から、子どもを通学させない親や、通勤を控える教員もいます。
だいたい6~7割の生徒が通学し、6~7割の教員が働き続けています。
不確定な状況にもかかわらず、生徒と教員は学校に通う上での問題には直面していません。
両方の地域の治安は落ち着いています。しかし、どの家族も将来を心配しています。
教員は授業を続けていますが、給料を受け取っていません。
今の政権は教員への報酬をまだ支払っていません。」

UNHCRは、救援活動とともに、今度とも各コミュニティを拠点とする定着・自立を支える活動を継続することが大切だと考えています。
できましたら、さらなるご協力をいただければ幸いです。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。

2021年9月29日 国連UNHCR協会

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