J.S.FOUNDATION

活動報告

2018.09.14 UP

2009年からはじめたミャンマー子ども医療支援プロジェクトも9年目を迎えました。
皆さまの温かいご支援とジャパンハートの熱い想いによって、数多くの子どもたちが医療支援を受けることが出来ました。
改めてお礼を申し上げます。ありがとうございます。
2018年度分として3,445,000円、また2017年度不足分として1,253,066円を今回も支援させていただきました。
ジャパンハートより2017年度の報告が届きましたのでご紹介させていただきます。

J.S.Foundation事務局

【J.S.Foundation ミャンマー子ども医療支援プロジェクト ~2017年度ご報告~】

いつもミャンマーの子どもたちのために温かいご支援をありがとうございます。
皆さまのおかげで2017年度は計625人もの子どもの医療支援を行うことができました。2017年度はミャンマー国内でデング熱と日本脳炎が大規模に流行し、各地の病院でも予防接種などの薬がなくなる事態となりました。
養護施設Dream Train(ドリームトレイン)でも医師にデング熱と診断された児童が90名に上り、そのうち6名は入院することになりました。
想定外の出来事でしたが、子どもたちに速やかな治療を施すことができました。

■病気にかかって、不安だった…
ミンタジンハー16歳(写真上)。一番症状がひどく1週間ほど入院しました。
ミャンマーの病院では家族の付き添いが必要です。
彼女はシャン州というヤンゴンから車で10時間ほど離れている地域から来てドリームトレインで生活しています。
彼女の家族が付き添いができないため、ドリームトレインの先生が24時間付き添いました。
ドリームトレインの先生たちは子どもたちにとって母であり家族であることを、こういった場面でも実感します。
状態が良くなった彼女は元気いっぱいの笑顔を見せてくれました。

ドリームトレインでは、治療だけでなく15歳以下の全ての子どもに日本脳炎の予防接種を行うことができました。
皆様の支援があったからこそ、病気になる前の予防も行うことができました。

■不安なのは子どもだけじゃない…
ワッチェ慈善病院には子どもが病気で不安な母親や父親、親戚などが付き添って受診にくる場面を良く見かけます。
手術の準備のために処置をする看護師を見ながらお母さんは不安な表情。
状況がうまく理解できていない子どもは想定外にけろっとしているのに、お母さんのほうは心配と不安で泣いている場面も時々あります。
そんな中で母親に話を聞いて寄り添うのは優しいミャンマー人スタッフ。

ワッチェ慈善病院では2017年度で427人の子どもの手術を行いました。
ワッチェで治療を受けた子どもの件数は例年と比べ増加傾向にあります。
その中で患者様だけではなく家族のサポートも出来るような関わりをいっそうしていけたらなと思います。

2009年より「ミャンマー子ども医療支援プロジェクト」がスタートしてから9年が経ちました。
今まで多くの子どもたちに支援をいただきましてありがとうございます。
これからも、一人ひとりの子どもとその家族に寄り添い活動を続けてまいりたいと思います。

引き続き温かい支援をいただきますようどうぞよろしくお願い致します。

特定非営利活動法人ジャパンハート
東京事務局

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