J.S.FOUNDATION

活動報告

2014.04.11 UP

こんにちは!

いよいよ東北地方にも桜前線が到達したとのニュース。
双葉郡富岡町の富岡第二小、中学校に行った際、内藤順司さんが無念そうに「満開時は見事だろうなぁー」とつぶやいた、夜ノ森の桜並木の情報をネットで検索。
「人はいなくとも綺麗に咲くのですね。
でも、いつになったらこの町に自由に出入りできるのだろう?」のコメントが心に残る。

今回は、福島県南相馬市の「鹿島保育園の子どもたちに目に見える形で自然エネルギーを実感してもらうプロジェクト」がやっと完成したのでご報告です。
外に設置したソーラーパネルからのエネルギーで、3つの楽器が演奏できるようになっています。
楽器にはそれぞれ特徴があり、1つは電子音、1つは世界の楽器、1つは大地の音がそれぞれ16音ずつ鳴ります。
表示板の針の仕様は、使っている電力を示すものになっています。
例えば、コンセントを差してスイッチONにした時には、その台数分が表示されます。
また1台を演奏すると消費電力が上がるので、針が1以上を示しますが演奏をやめると、再び1に戻るようになっています。
園児10名ぐらいに、デモで楽器を使ってもらいましたが、みんな大喜びで、叩いて音を鳴らして楽しんでくれました。
スピーカーに耳を近づけたり、楽器のまわりをぐるぐる周りながら演奏したり、大人が予想していなかった反応をするので、面白かったです。

このプロジェクトも現地においての人手や資材などの不足で、期間も予算も高くなってしまいましたが、子どもたちの笑顔を見ればOKかなと思えます。
人も資材も、巨大な防波堤や東京オリンピック工事のほうに流れてしまっているのかもしれませんね。

J.S.Foundation代表 佐藤 佐江子

◀︎ BACK